T.G.Inf:: 鷹月ぐみな情報局 2014
クリエイター活動再開準備中

SelfNote200805


2008/05



2008/5/30(金)


IT: 6月を待たずに新作が
 活気付いているミニノート/UMPC業界。EeePCがひとまず先着したものの、6月から各社の新作が順次投入開始し、本格的な争いが始まっていきそうです。
 新たにDELLから「mini inspiron(http://gizmodo.com/393815/exclusive-dell-mini-inspiron-their-first-mini-laptop / http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20080529_dell_mininote/)」、Acerから「Aspire One(http://japanese.engadget.com/2008/05/29/acer-aspire-one/)」が発表となりました。私はこのカテゴリのノートをずっと待望しているわけで、今後も目が離せません。これで、チェック対象は以下の通りとなりました。

工人舎: 先行した強みはあるもののEeePCにシェアを奪われている
Let's Note R: スペックは最高だが値段も最高で危機感を感じているはず
VAIO Type-T: ベーススペックが進化するまでは魅力を感じない
EeePC 70x: 実売4万となり、お遊び感覚で購入できるように
EeePC 90x: 今後の主役となるはずだが問題は日本投入時期
hp2133: 英語キーボード固定が明らかに手抜き。あとは実用度次第
MSI Wind: 日本市場にどれくらい本腰入れるのかがまず問題
mini inspiron: 画面写真的には変態キーボード。日本バージョンはどうなる?
Aspire One: 日本市場に意欲を見せるAcerだから割と期待できそうだ

 なお、Cloudbook、M704は微妙品、WillcomD4はあくまで携帯系PDAと位置づけまして私のチェックから外れました。余談ですがD4は販売延期になったのですよね。せっかくAtomを搭載したのにVistaなんぞ入れたせいで体感スペックが低く、上の人から待った食らったとかだったら期待できるんだけどなあ。

IT: しかし、どれを買うかと言うと
VIA、Atom対抗の新型CPU「Nano」を発表
http://pc.nikkeibp.co.jp/article/news/20080529/1003840/

 これは結構大きなニュース。Atomの供給不足もこれで問題なくなりますね。hp2133が決して高速とはいえないVIA C7-Mを載せてきたのも、次期モデルとしてこのNanoを搭載するロードマップがあるからなのでしょう。
 今年の8月〜12月あたりにかけて、Atom/Nano製品がポコポコ出てきそうで楽しみです。

IT: 快調な「AcerPower4850e」
 5/21に換装報告をしたAcerPower1000ですが、4850eの能力の高さに改めて感動しています。780Gマザーに乗せたらほんと凄いことになりそうですね。
 ともあれこのAcerPowerをさらに改装。メモリを1G→2Gに増やし、OSもXP Homeから、XP MediaCenter Edition(通称XPMCE)に乗り換えました。わざわざOSを変える利点は単にリモート デスクトップのサーバになりうる点だけなのですが、この1点が特に重要。非力なノートPCでも静かであれば、そこからリモートで接続してしまえば、静かなままで作業ができるようになるわけですし、マシン1台しかインストールを許さないようなアクティベーションソフト(RPGツクールとか)に対しては、このMCEのPCに入れておきさえすれば、作業PCが変わっても安心というわけです。

 4850eには「VirtualPC 2007 SP1」をインストールし、VPCに更にXPMCEをインストールしました。(2ライセンス分MCEを買ったわけです)このVPC版MCEにはDaemonToolsをインストールしておき、LANハードディスクの中に貯めておいたゲームのイメージCDをマウントしてVPC内でインストールして遊ぶわけです。説明がややこしくなりますが、クライアントはあくまでノートPCとして、そこからリモートデスクトップで、VPC版(ゲストOS)のMCEにアクセスしてゲームを遊ぶわけです。「VPCにリモート経由なんかして遊べるの?」ということですが、3Dゲームは論外としても、美少女ゲームくらいなら大体大丈夫なのでした(ダメなものもあります)。母艦OS(ホスト)の状態を汚さず運用する実用的な技なのですが、当然ある程度のスペックを要求されるわけで、ウチのAcerPower4850eはギリギリ可能といったところでした。(さすがにサクサクは無理でした)
 なお、VPCにリモート接続してDaemonToolsでマウントしてゲームを遊ぶ場合、ゲーム中でのみCDDAとして再生できない事があるようです。MediaPlayer経由でならちゃんと鳴るのですが。この場合、DaemonToolsのオプションの「Analog Audio」をオンにするとか(3.x系列のみ)、マウントCDドライブのドライブレターを通常のドライブよりも若くするとか、CDドライブ設定のデジタル再生をオフにするとか、細かい所を調整することで再生されるようになります。
 ちなみにゲストOSのMCEはXP SP3にしてみました。特に不具合は無い代わりにSP2からの違いも特に感じられませんでしたが。(※なお、VPCにXPSP3を適用する場合は、VPC2007→VPC2007SP1にする必要があるそうなのでご注意を)

 しかし、こういった活用をしていくと4850eじゃなくてCore2Duo Q6600あたりが欲しくなってきちゃいますね(・_・;
 この目的専用のサーバを1台欲しい今日この頃なのですが、今後出てくるUMPCの資金を考えるとなかなか厳しいところ。

2008/5/24(土)


IT: ブレイクの予感
J&W has mini-itx 780G - Great Speced
http://www.jwele.com/news_detail.php?392

 AMD 780Gマザーの実力は既に知られているところですが、ようやく待望のmini-ITXサイズのマザーが登場するようです。自作派な人たちのみならず、BTOをやっている各社も強力な商品として売りに出せるかもしれません。
 mini-ITX 780G + Athron4850e は、静音かつ安価なのにミドルクラスの性能を持つ超小型PCになるし、mini-ITX 780G + PhenomX4 は、多少のファン音こそするものの、安価で高いスペックを誇るスモールPCとなるでしょう。

2008/5/21(水)


IT: これはもしやhp2133?
5万円ノートパソコン、HPが日本で発売・大手初
http://it.nikkei.co.jp/pc/news/index.aspx?n=AS1D2000P%2020052008

 6月上旬に、8.9型ノートPCを販売開始するとのこと……hp2133遂にキタ━(゚∀゚)━?
 ASUSTeK日本法人は余裕ぶっこいてカラバリなんぞ出して900投入を後回しにしたせいで、せっかく築いた優位が気が付けばHewlettの後塵を拝することになるかもしれませんね。なんて簡単にはいかないと思いますが、hpのこの発表によって、他社も次々6−7月に日本販売開始の発表を行いそうですね。

 ここでは寸法だけ再確認しておきましょう。

★hp2133: 256x165x33mm
工人舎ミニノート: 218x163x25mm
EeePC初代: 225x160x22mm
Let'sNoteR: 229x187x29〜42mm
MURAMASA MM: 251x206x13〜20mm
VAIO Type-T: 277x198x23mm
SigmarionIII: 189x117x21mm

 横幅的に見るに、UMPCという意識ではなく単に小型ノートという意識でいたほうがよさそうですね。EeePCより一回りはデカいわけで、こうしてみるとEeeが広げた裾野を一気に奪い返すにはさすがに無理がありそうかな。
 ともあれ、Eee900待ちでしたが、どうやらhp2133を先に購入することになりそうです。あとは詳細スペック待ち。Vista&C7-Mだとメインマシンの代わりにはなりえないんだよなあ…

IT: 4850eの実力
 うちの「AcerPower1000 Sem3400+P160(http://kakaku.com/spec/00100519053/ 参照)」には色々と不満があったので本日、換装を決行しました。予算の都合からメモリは見送りとなりましたが、CPUにはAthlonX2 4850e、HDDにはST3500320AS(SATA 500GB) を選択。
 なお、AthlonX2 4850eは、低電力AthlonであるBE-2350、BE-2400の流れを汲む割と新しいCPUです。DualCore(2.5GHz)、TDPは45W、実売1万弱。
 そもそもAcerPowerにこの4850eが載るのかどうかすら不明だったのですが、「BE-2350が載った報告があったから大丈夫だろ」と思い切って購入することに。
 結果的にポン付けだけで無事動作しました。但し付属のCPUクーラーはAcerPowerのサイズにはまったく合わないため、CPU冷却はAcerPowerに元からついていたヒートシンクをそのまま使うことに。そんな筐体だからこそTDPの低いCPUしか選べないわけですが。



 で、HDBench結果。AGPがオンボード固定(GeForce6150LE)なので合計スコアは多少見劣りしそうですが、Integer/Floatの値はかなりなものですね。

2008/5/15(木)


IT: 最近のUMPC情報
 ここ2ヶ月で色々なUMPCの情報が入ってきた……までは良かったのですが、日本市場への販売がなかなか始まらずやきもきしています。

 EeePCは、第1世代のカラーバリエーションモデルが5月頭から投入されましたが、スペックは空き容量が若干増えたほかは変化なし。ただ、値段は49800→43800円と若干こなれてきたかな。
 注目を浴びるEeePC900系列の日本販売時期は現在のところ未定。(米国や中台では既に流通)まあ、カラバリ投入してすぐ第2世代販売するのは戦略的に微妙でしょうから、投入時期は早くても7月くらいですかね。
 なお、モデルナンバーですがEeePC900はセレロンモデル、EeePC901(まだ世界的にも未発売)がAtomモデルとのこと。
 900だろうと901だろうと出れば私は買う予定ではいますけれどお値段も若干気になるところ。海外の900は日本円換算で6万5千前後ということで、日本市場では70000〜75000円程度になるだろうと噂されていますが、さてさて。EeePCが売れた主因の一つは安価であることなわけで、7万台になると単純に安いとは言えなくなりますし、Eeeの成功で触発された他のメーカーからもこの値段であれば色々投入していくことは可能でしょう。

 ……と言いつつも、まだ若干安いわけですけれどね。
 http://www.mouse-jp.co.jp/m-book/
 このあたり見るとよく分かりますが、15.4インチが最安値¥49,980なのに対して12.1インチ物はなぜか¥129,870〜。有名メーカー物に至っては12インチ系は16万〜20万クラス。小型化するほど高くなるという一般的事情はあるにせよ、やはりボッタクリ感は否めません。Eeeを初めとするPCがもっと成功して、メーカー物の基本価格もどんどん下がってくれればと思います。実際、工人舎も慌てて廉価版を出しましたし、DOSPARA CressidaにしろSONY(Type-T)にしろ地味に基本価格を下げてきました。

 なお、私が一番期待しているhp 2133ですが、最近はウンともスンとも情報なし。日本で発売しない可能性すらも出てきています。その背景としてPDA市場が日本で大失敗したこともあると思いますが、あれは時期と性能が悪かったためなわけで。
 8月くらいでいいから日本にも出して欲しいなあ。

2008/5/7


近況: GWあっさりオワタ
 気が付けばGWメイン期間が終了。この連休中に色々頑張ろうかなーとは思っていたのですが、親の手伝いとかをしているうちにあっさり終わってしまった感が。

IT: VAIO Type-T夏モデルきた……が
http://www.jp.sonystyle.com/Style-a/Product/index.html
 春モデルからの変更点は、「Vista SP1搭載」「Ultimate選択可」「模様付きホワイト天板選択可能」「ぷち価格下げ」程度。残念ながら基本スペックは変わらず。1モデル変わらない程度なら気にしませんが、2007年5月の夏モデルから根本的な進化が無いというのは寂しいですね。

いわく付きの一品
ファンレス、静音、小型低価格パソコン DNRH-001 ¥19,999
http://www.faith-go.co.jp/org_pc/dnrh_001.asp

 一部で話題になっているPCです。
 ファンレスと静音というキーワードを備え、OSが付いててこの値段。ただ、ファンレスで安定稼動するよう作られたPCではなく、「とりあえず筐体に穴開けて放熱させればぎりぎりファン無しでもいけるんじゃないか」的な設計なのですよね。
 出自も内容も色々問題のある品ですが、こんな面白いPCを私が見逃すはずがなくすでに購入済。現在はメモリとかHDとか換装し縦置きにした上で使っています。詳細なレビューはまた後日紹介します。



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