T.G.Inf:: 鷹月ぐみな情報局 2014
クリエイター活動再開準備中

SelfNote200808


2008/08



2008/8/18(月)


近況: もうしばらくは忙しい
 今月も2つの職場を隔日勤務する状況で、さらに片方のプロジェクトの納期が近づいてきました。従ってヒーヒー言っている状態です。夏のコミケも終わりましたが、とうとう今回は行きませんでしたし、冬までの事も考えると活動も厳しく申込書も買いませんでした。要するに完全にパスしたわけです。そのうち仕事のほうは落ち着く時期も来るだろうとは思うのですが、それがいつになるのかが私にも読めない状況になってきています。
 もう少しお金貯めたらSEから抜け出したい今日この頃(苦笑)。

2008/8/11(月)

IT: Wind Netbook U100 (Mouse) が届きました
 MSI Windのマウスコンピュータ版であるMouse Luvbook U100がこの日到着しました。(インプレスレビュー記事→http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2008/0808/mouse.htm
 UMPCの動きを追い続けてきた私ですが、初のAtomマシンとなりました。以下ファーストインプレッションを。

筐体と画面
 10.2インチ(1024x600)。液晶周囲のフレーム部分が思った以上にでかく、そのぶん筐体もさらに大きい。MURAMASA PC-MM1-H1Wより横幅1センチほど大きいんです。Type-Tと比べても1センチ短いだけ。要するにUMPCというよりも普通のモバイルノートという感覚です。寝床にはもってこいのサイズ。
 これで1280x800が出れば満点をつけたかったところでしたが、「UMPCとしてXPOS搭載するためには1024x768以上を搭載してはいけない」とか何とかがあるようなので仕方ないか。しかし、普段から縦768以上の生活をしているせいで縦600というのはやはり違和感が出てきます。たまらずWindowsバーも横に配置して少しでも縦の表示領域を開けようとかそんな感じです。

 ヒンジが弱い弱い言われてますがまあこんなものでしょう。液晶は思った以上に明るいです。

キーボードの押し心地
 このWindが80点であればEeePC901は30点をつけたくなるくらいキータッチには差があります。キーボード自体大きいから差が出るのは仕方が無いとしても、その押し心地も非常に良い。オウルテック/スカイテックの出しているパンタグラフキーボードまんまですよ。従来のキーボードを打つ感覚でそのままいける。店頭品を触ったときに分かっていたことですが改めて感銘を受けます。
 難点は左下がFnであること。
また、縦幅の都合上、「半角キー」と「Esc」キーが上下に密着しすぎているので、漢字モードにする際に少々手が泳ぎます。まあ、Escキーの右側に全角キーがあるようなタイプに比べればマシとは言えますが。
 まあキーボード系はFnキーの配置の件を減点しても合格点です。

ファン音
 SSDではなく2.5インチHDD搭載モデルであるため発熱があり、したがってファンは回ります。だから無音にこそできませんが、うるささを感じるほどではないです。
 欲を言えばEeePC並みに静かであればなお良かったのですが。ただ、低負荷時にファンが停止するタイプのものは突如ぶーんとうるさくなるわけで、それを嫌うのであれば、多少の排気音はやむなしか。残念ながら合格点ではありませんが及第点はあげられます。

発熱
 CPUに負荷をかけない状態だと底面も表面もほとんど熱持ちません。
 余談ですが、底面のゴム台と重心の影響から、カーペットに置くと手前が浮き上がります。なので、発熱対策用に買ってある放熱台のようなものの上に置くと安定します。

スペックパフォーマンス
 文章で体感を書くよりもベンチマークを。


 前知識として「Atomは同クロックのCeleronMよりも劣る」ことは理解していたわけでこのベンチ結果は「こんなもんか〜」といったところ。大体にして消費電力が4倍違うわけですし。寧ろ、この程度のスコアが出ていれば簡易的な開発作業もできる、という捉え方でいたほうがいいかもしれません。
 私のティックス92(CoreSolo U1300、TDP:5.5W)よりも勿論ながら劣ります。

初期情報
 HD容量は正味74.5GB。換装しても良いですがしなくてもとりあえずは大丈夫な量。XP ServicePack 3があらかじめ適用されています。アンチウィルス系は60日間体験可なマカフィー物。余計なソフトはJ-wordプラグイン以外何一つ入っていない。これだけクリーンな製品も久しぶりです。
 私はとりあえずjword抜いてOfficeとAvast入れてIEを7にしてセキュリティパッチ当ててAcronis True Imageでいったんイメージ化しました。なお、リカバリはDtoDではなく専用のリカバリーDVDが付いています。もっとも、ドライブは付いていないので利用するには別途外付ドライブが必要になりますが。

ゲーム
 ベンチマークの通り、3Dゲームには向きません。
 なお、ROは640x480の16bitカラーであれば狩りには支障ありません。GvGもエフェクト切れば何とかなるかもしれません。エフェクトありでは話になりません。800x600だとか32bitカラーにした場合はいろいろと論外です。
 なお、縦600pixということで、800x600系のゲームがウィンドウモードではそのままでは見えなくなりますので注意。ただし仮想デスクトップ(スクロールするやつ)には対応しており、1024x768はもちろんのこと、1920x1080まで出せますので美少女ソフトは何とかなるでしょうか。EeePCにもあった、ドットをつぶして表示するドライバも有志が公開しているそうですが、あれは目に痛いためできる限り使いたくはないですね。

総合所感
 EeePC 901は静かで(Windよりも静か)軽くて電池の持ちもよくサービスも充実してすごいモバイルですが、キーボードの押し心地が悪く、容量もやや不足なうえ何も考えずにソフトをインストールしていくとCドライブの空き容量が一瞬にしてなくなり大変なことになってしまうという小さくない問題点がありました。
 このWind Netbookは、キーボードの押し心地も良く容量にも不満なく、Eeeで不満を持つ人にとって理想のPCと言えるかもしれません。もちろん値段を無視して性能だけを見ればもっと良いマシンはありますが、これだけバランスがよくまとまっているコンパクトなモバイルが6万円で買えるというのは実に素晴らしい。MSIのノート製品は今まで日本市場ではあまりインパクトを与えることはなかったわけですが、これは間違いなく成功種となるでしょう。……供給と広告さえちゃんと出していれば、ですが。
 後発のUMPCにおいて、個々に長所の見られる製品(※)はいろいろ出るとは思いますが、全体的なバランスを見たときにこのWind Netbookを超えられる製品が出てくるかどうか?
(※)Aspire Oneは安くて小さくて120GB搭載。LenovoのIdeaPadは安くて軽くて160GB搭載。

その他
 私は静かな寝床ノートが欲しかったので、しばらくはこのWind Netbookがその地位を占めることになるでしょう。スペックがやや物足りない点は、そうした作業をする場合はリモートデスクトップを用いて2〜4コアを持つデスクトップPCに繋いで補う形で。
 ただ、多少なりファン音が、TX92やtx2005よりもマシとはいえ鳴っているわけで、これを突き詰めていくと私の寝床ノート探索の旅はファンレス機を買うまでは終わりそうにないですね。ファンレスで性能のそこそこなノートPCは果たしていつ登場するのやら……。(てか、それまでの間、Let'sNoteR4あたりを使ってろと言われそう)

2008/8/5(火)


社会: ストリートビューやばすぎ
From 痛いニュース:
“「すげー」「やばすぎ」等の声” Googleマップ日本版に「ストリートビュー」機能 …いろんな所を360度見れます
http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1154527.html

 ほほう、Googlemapにそんなサービスが……と思って早速我が家とか実家をチェック。どちらも公道に面しているためくっきりと映ってました。なるほどこれは凄すぎる。
 目的地探索としては活用のしがいはあるのですが、しかし私もこのサービスはマイナス面をまず懸念したくなりますね……住所情報一つでその人の家の外観を覗かれてしまうわけです。ネットでは日常的に住所を伝えるケースは無いとは言っても、たとえば同人作品とかには住所記載が暗黙のルールなわけで。上空レベルのマップはもうそんな時代なんだなと容認している感はありましたが、さすがにこれは……。
 巷の反応も近いうちに色々あがってくることでしょう。どうなることやら。

※08/06追記:
さっそくニュースでも取り上げられました。
「ラブホテルから芸能人の自宅まで グーグル「ストリートビュー」」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080806-00000924-san-soci

IT: DELLより早いか?LenovoのUMPC
Lenovo、初のネットブック「IdeaPad S10」発表 - 10月上旬発売
http://journal.mycom.co.jp/news/2008/08/05/004/index.html

 レノボからもUMPCがキタワァ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:.。..。.:*・゜゚・*
 10.2インチ系で900gってのはずいぶん軽いですね。特徴的にはAspireOneやMSI Windと大差ない気がしますが、総合的なパフォーマンスはかなり高そうです。
 しかし日本のメーカーは(元からUMPCに絞っていた)工人舎以外まったくこのUMPC(NetBook)時代に対応できてないですね……。サブノートが流行りうることまでは読めていたのかもしれませんが、利幅が小さい製品の投入は首を絞めるだかで付加機能で価格を保たせた結果、「サブノートとなりうるPCは15.4インチノート物の2倍異常の価格が当たり前」というのが去年までの状況でした。そりゃサブノートの売れ行きが鈍くて当然ですよ。そして今ではhp2133、EeePC901、MSI Wind等など、出ればバカ売れという状況に。ここまで遅れを取ってしまうと、もう日本のメーカーはこのセグメントではマトモに勝負しないかもしれませんが、日本なりの挑戦的な製品の投入を私は期待しています。

おまけ


▲UMPC色々ありすぎて何がなんだか…と言う人のための一覧表アルファ版。今後も適宜アップデート予定です。しかしAtomが出てから見事なまでにAtom一色になってしまいましたね(・・;
 なお、製品名の前に付いてる数値は液晶のサイズです(四捨五入)。あ、IdeaPadは10インチの間違い…



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