T.G.Inf:: 鷹月ぐみな情報局 2014
クリエイター活動再開準備中

SelfNote201104


2011/04



2011/04/29(金) - GW01 - 翼をひろげて

 \麗しのGW突入!/
 5/2(月)のお休みも無事に取れました。6(金)についても呼び出しがなければ休めます。従って上手くいけば麗しの10連休となります。
 まとまった時間が取れる貴重な時期ということでやりたい事だらけではありますが、だからといって時間に追われるような生活はしたくはないのでそれなりにまったりと(〜゚ー゚)〜

2011/04/28(木) - いよいよ麗しのGW

 あと1日でいよいよGWシーズン突入です。(現在AM0:10)
 いちおう計画立てました。実りあるバケーションにしたいと思います。
 皆さまも有意義な期間となりますよう。

2011/04/26(火) - IE9導入してみました

Internet Explorer ダウンロードページ
http://windows.microsoft.com/ja-JP/internet-explorer/downloads/ie

 本日0:00よりIE9がダウンロード可能となりました(XPユーザは無理)。さっそく導入してみましたが、色々変わってますねえ。いくつかメモしておきます。

レンダリング速度が明らかに速い。はみでてスクロールが必要な画面もサクサク感が
検索ボックスが消えた。アドレスバーに直接入力できるよ!ってことらしいけど個人的にはあまり嬉しくない。しかも検索ワードを入れようとしても勝手にアドレス補完されてしまうので使いにくい。Alt+Dでアドレスモードっぽいもの(でも特殊な挙動をする)、Ctrl+Eを押すと検索モードになるらしいですがこれはちょっとどうなんだろう
タブが分離できるようになっているが、分離タブを画面の上に持っていって離すとそのタブが動かせなくなってしまう(サイズ変更すれば戻る)。
IE8の時とフォントの大きさなどの見栄えに違いが出ている

 気が付いたらもう少し追加するかも

PC: SigmarionIIIくらい軽ければなあ
NEC、FOMAハイスピード対応「LifeTouch NOTE」を27日に発売
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20110425_442270.html?ref=rss

 あれ、もうとっくに販売してなかったっけ? と思ったら先行して販売していたのはWi-fiモデルだったようです。確かにきょうびのAndroidハンドヘルドは3G搭載の方が良いとは思いますが…Wifiモデルが699gに対して3Gモデルが723g? 重いと思っているのにさらに重くなった。Tegra製品が重くなるのは分かるのですが、やっぱりもう少し何とかならなかったものか。Galaxy Tab+モバイルキーボードという構成でも480gくらいで収まるわけですし。
 SigarionIII(455g)くらいの重量帯になれば本気出すのでそれまで様子見です。

PC: E-350に仲間が増えたよ!やったね(ry
レノボ、重量1.3kgのAMD E-350搭載モバイルノート
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20110426_442328.html?ref=rss

 VAIO Y、Inspiron M102z、dm1-3000などに続くE-350ノートのラインナップが増えました。
 ただ、スペック表を見る限りは横並びのE-350モバイルという感じで特筆すべきポイントが見当たりません。バッテリ容量減らして若干軽くしたくらいでしょうか。
 個人的にLenovoのアイソレーション形状あんまり好みじゃないのですよね…。従来のThinkPadのキートップ形状を元にしているわけですが、本家ThinkPadと違ってオモチャ感が漂うといいますか。そんな理由でEdgeシリーズにも全く興味を惹かれません。

 ともあれ、AMDとしてはE-350搭載機が増えてきたというのは嬉しい流れだと思います。ただ、AtomやSU2300系に対して優位というだけのCPUであり、この魅力性はあと半年程度持つか程度のような気もしています。その頃にこの上位版(Core-i3-UM系と戦える程度の製品)が投入できるかどうかがポイントになるのではないでしょうか。

IT: 遅れてきたソニーの一手:S1/S2
【速報】ソニー、Android 3.0タブレット2製品を発表
〜9.4型のS1と折りたたみ可能なS2
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20110426_442357.html
http://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/Press/201104/11-055/

 「Sony Tablet」!
 Androidの導入については完全に東芝に遅れをとっていた感のあるソニーがようやく腰を上げたようです。追って詳細が入ってくると思いますが、注目すべきはコードネーム「S2」の折りたたみ機種。5.5型液晶*2。これ1年以上前の何かの発表会で試作品として出してたやつの流れですね。既にダブルスレート液晶も東芝が投入済ですが、Dynabook AZも含めてどちらも成功しているとは言いがたい現状なので、ソニーのこの新製品はちょっと楽しみです。

>PlayStationRSuite「プレイステーション スイート」で、高いゲームプレイクオリティを維持した初代プレイステーションの名作タイトル等を“Sony Tablet”上で楽しめます

>両機種ともに、2011年秋以降に順次、全世界で発売を開始する予定です。

 ということで楽しみにしましょう。って、まずはPSNの障害を何とかしてもらいたいですが(w

PC: New VAIOの予告らしい
ソニー、VAIOの次期モデル「Ultimate Mobile PC」と「Freestyle Hybrid PC」を予告
http://plusd.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1104/26/news057.html

 本日のSONY Tablet S1/S2の発表と共に情報の入ってきた新型VAIOの「予告」。むーなんだこれは…。
 たぶん見た目はまだ調整中だと思いますが、ある程度想像はできそうです。まず、「Ultimate Mobile PC」とやら。何を以って究極なのかはよく分かりませんが、既にパワーモバイルはVAIO S(SB)が出ている以上、これはVAIO PおよびXの発展型と想像できます。Oak Trail採用、10.6インチワイド1280x720、700gくらいのゼロスピンドルマシンですかねえ。C-50採用で800gくらいならもっと歓迎ですが。
 もう片方の「Freestyle Hybrid PC」の方は、VAIO Pとタブレットが混ざった感じ。VAIO Pの横幅を保ちつつ、液晶は1366x768にダウンしタッチパネル搭載という感じかな。こちらはOak Trail採用でしょう。キーボードを出している時のスタイルはDELL Adamoを思い出させますね。

 シンプルにVAIO Pの後継機がきてくれても良いのだけど(´・ω・`)どうなることやら

2011/04/25(月) - デジモノいろいろ

任天堂がWiiの後継機となる新型ゲーム機を2012年に発売決定(GIGAZINE)
http://gigazine.net/news/20110425_nintendo_next_wii/
 Wiiは任天堂の思惑通りの大成功となったかどうかはともかく、新しいゲーム経験を提供したという意味でエポックな製品であったと思います。しかし性能面では決して十分なものではなかったこともあり、後継機の発売が待たれていました。
 名称はまあどうでもいいことではありますが、現在想定される対抗機がPlaystation3あるいはこの後継となるであろうPS4とすると、「Wii 2」という2のナンバーは避けるものと思われます。XBox2ではなくXBox360としたのと同じ理屈ですね。「Super Wii」は……現代ではSuperは死語化している感があるのでこれも微妙か。4以上の値を意識するとすれば、「Wii-V(ウィーブ)」とか「Wii Tetra」とかでしょうか? うーん。
 スペックについては、CPU性能および解像度が大幅に向上すること、およびKinect等のようなセンサー強化が想定されますが、他にも任天堂らしいギミックを増やしてくるかどうかが注目です。

PC: わが道を行くレッツ
 Panasonic Let'sNoteの初夏モデルが発表となりました(http://panasonic.jp/pc/)。全モデルSandyBridgeへの置き換え。Jシリーズ最下位モデルを除いて価格帯が19万〜というお値段設定なので私には縁がないPCなのですが、スペックはとても魅力的ですね。

PC: SandyBridge製品が増えてきました
U30のSandyBridge新モデル−ASUS「U30SD」
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/nishikawa/20110425_441723.html

 13.3インチのパフォーマンスモバイルASUS U30シリーズのSandy Bridge版が登場。CPU性能の底上げも嬉しいところですが、どちらかというと外部GPUの底上げ(GeForce 310M→GT 520M)の方が重要でしょうか。正確なデータは出していませんが、なんとなく1.8倍くらいの向上が見込まれます。グラフィック系の世界で1.8倍の向上ならなかなかのものと言えますが、そもそもSandyBridge内蔵のグラフィック性能自体が310Mと同等かむしろ優れてしまったため、それくらい頑張らないと外部GPU積む意味がないといいますか(笑)。
 見た目、キーボードなどは文句のない出来ですし、(15.6がでかすぎて嫌いな諸氏のための)ゲーミングPC、開発機としても完成度はなかなかのものと思います。

2011/04/23(土) - もういくつ寝るとGW

 4/29(金)〜5/8(日)までの間はGWシーズンです。今年は5月の3・4・5日が平日の途中に配置された事で、土曜も休日という前提の元にまとめると、

4/28(木) 4/29(金) 4/30(土) 5/01(日) 5/02(月) 5/03(火) 5/04(水) 5/05(木) 5/06(金) 5/07(土) 5/08(日) 5/09(月)

 とまあ、3休1勤3休1勤2休 という流れ。平日から考えればこれでもだいぶんハッピーではありますが、できる事なら2・6日に休みを入れて麗しの10連休にしたいところです。
 本当は早々休みを申請して旅行計画を立てようと思っていたのですが、来週にならないと休みが取れるのか(そもそもGWに休めるのかも含めて)が分からないという事で計画が立てられないでいます (´・ω・`)
 そのあたり決まり次第即計画を立てる予定でいますが、いずれにしても通常の生活では中々ない「まとまった時間」が取れる時期ということで、遊びはさておき、創作系の活動も少しなり頑張りたいと思っています。Pixivとかも最近アカウント登録はしたものの何ひとつ登録していないという状況なので、なんか描きますよー
(注:「鷹月ぐみな」では登録していません)

IT: AMD E-350ノートの魅力
 11.6インチノートというのは寝床用に向いているノートPCであると共に、個人的な所感ですが外で使うのに邪魔にならないギリギリの大きさのノートPCだと思っています。
 そして外で使うなら重要となるのはバッテリーの持ち。従来のモバイルノートは高額なもの(Dynabook RXやLet's Noteとか)は別として、せいぜい3−4時間くらいしか持たないものが多かったのですが、ネットブックの登場で安価ながら7−8時間持つものが登場するようになりました。でもネットブックでは非力すぎて、寝床ノートとしてはちょっと頼りなかった。
 そうした致命的な欠点を補ったのがCeleron SU2300系のノートPC。¥49800程度で8時間持ち性能も安定。しかし残念ながらグラフィック性能はゲームをするには若干心許なく、グラフィック性能を補うほどのCPUパワーがあるわけでもなかった。
 AMD E-350ノートはSU2300相当のCPUパワー、バッテリ持続性能を保ちつつグラフィック性能を3倍ほど引き上げ、価格帯も押さえたままということで、ライトモバイルユーザにとっては理想的な1つと思われます。寝床ノートとしてゲームもできますし持ち運んでもそれなりにということで。


 そんなE-350系ノートとしては現在一番お薦めなのがこのInspiron M102zです(※ちょっと重いけど)。当初は¥59800〜でしたが現在1万円引されています。10.1インチノートが欲しいという特別な理由でもない限り「ネットブック選ぶよりは黙ってこれを買ったほうが幸せ」です。
 しかし、二昔前だったら、これくらいの性能のモバイルノートって最低15万出さないと買えなかったというのに、今は幸せですなあ。

2011/04/20(水) - 本日もPC情報とか

 ソニーストアのVAIO製品がだいぶ品切れになってきてました。あと2週間くらいでSandyBridge搭載の新モデルが続々登場するのでしょうか。ただ、SandyBridge世代のULV系Core-i3や、そもそもこの世代のCeleron製品がまだ登場していないので(B801というコードだけは発表されていましたが)、丸々置き換えるような事は現時点では難しいような気もします。

 さて、今日もPCデジモノの紹介を。
 10.1系ノートでLuvbook Mとhp Mini 210-2100を先日比較紹介しました。値段差、性能差でどちらも甲乙付けがたい出来となっていますが、Luvbook Mについては、お値段そのままでHDDが320GB→500GBに増量という価格.com専用パッケージなるものが存在しています(http://www.mouse-jp.co.jp/abest/kakaku/#netbook)。MouseComputerは割とこの手の専用パッケージがお好きなようで、従来品と比べて何か1つ性能が良くなっていたりします。

 昨日、ネットトップEPSON NP15を紹介しましたが、これの対抗馬となりうる製品がよく考えたらMouse Computerで既に出てましたね。Luvbook Minihttp://www.mouse-jp.co.jp/desktop/lmmini/)です。厚みは若干こちらの方がありますが、ぱっと見たコンパクトさは同等でしょうか。一応寸法を見てみると…NP12が154x173x20mm(スタンド幅75mm)、Luvbook Miniは151x171x27mmのようです。

 但し、NVidia ION搭載であることが最大の違い。
 ION搭載製品は2つほど既に買ったことがあるのですが、Atom 330時代のIONはCPUのスレッド性能の悪さが足を引っ張っており、GeForce 9400Mのパワーを発揮できていなかった感があります。この点はおそらく解消には至ってはいないと思いますが、当時よりはだいぶマシになっているものと考えられます。
 NP15がD525+2GB+250GBで¥29820、Luvbook MiniはD525+2GB+ION+320GBで¥34860。ION搭載分でちょうど5000円の差でしょうか。ただ、kakaku.com限定パッケージ版(http://www.mouse-jp.co.jp/abest/kakaku/)は、¥39800にはなっていますが、Win7 64bit+D525+4GB+640GBと全体性能がかなりアップしています。NP15との差は1万円ほどありますが、それにふさわしいグレードアップのような気もします。
 うーん、これも甲乙付けがたい! ので、さらにもう一歩、インタフェース面についても比較してみましょうか。

○EPSON NP15 ¥29820
[正面] USB2.0x2 ヘッドホン出力+マイク入力
[裏面] VGA入力 USB2.0x4 LAN ライン出力

○Luvbook Mini ¥34860〜¥39800
[正面] USB2.0x2
[裏面] USB2.0x2 LAN マイク入力 ライン出力 HDMI VGA入力

 おお、微妙に違いがありますね。Luvbook Miniの方はION搭載だけあってHDMIに対応しています。この点はアドバンテージと言えますが、USBの基数やヘッドホン出力の有無についてはNP15が充実していると言えます。まあ、USBは4つあればそれ以上要らないような気もしますが、ハブではどうしようもない給電能力の問題もあります。両機種ともドライブ非搭載なので、BD-Rドライブや2.5インチHDドライブをバスパワー接続する際に補助電源も想定すると多いに越したことはないと言えます。

(欄外)
あれ、昨日紹介したとき、PCWatchの紹介記事に従って、NP15のCPUをAtom D515と表記していましたが…これはD525の誤植っぽいですね。私も気づきませんでした

相撲: 技量審査場所をNHKがスルー
 大相撲五月場所は「技量審査場所」として開催されることになりましたが、この度NHKは中継とダイジェストの放送を取りやめる旨決定したそうです。
 正式な形式の本場所じゃないのでそれでいいと思います。相撲協会はNHKに放送してくれと頼んだそうですが(放映権収入が莫大なため)、相撲ファンの私でも1秒で断りますね。
 健全で真剣な土俵を取り戻すためにはまだ相当な時間がかかるのは間違いないでしょうけれど、漸進的に取り組んでいってもらえればと思います。「尻尾きりをしただけで結局何も変わっていない」などと言われてはいますが、では誰が何をしたら完全に健全化できるのか? 結局これを明快に語れる人はいません。「相撲協会をつぶせばいいんだよ!」というのは解法ではない。
 八百長に関与した疑い濃厚の者を大量解雇に踏み切り、再発への抑止効果も期待できるようになりました。私は復活に向けて一歩前進したと見ます。今のところ、放駒理事長の行動は支持できるものです。

 そういえば技量審査は入場タダということで何だかんだで盛況が予想されるとのことで自由入場ではなく抽選制だそうです(http://www.jiji.com/jc/c?g=spo_30&k=2011041500908)。平日はまあそれでも席空いているとは思いますが、ちょっとだけ面倒ですね。

IT: PSP Go販売終了とのこと
SCE、PSP goの出荷を完了(AVWatch)
http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20110420_440959.html

 毎月の売上台数が惨憺たる状況だったのでこうなるだろうとは思っていましたが…。
 しかし名誉のために言いますが、PSP Goはそれなりに良い製品です。特にUMDも買わない&もちろんJailBreakなどの悪いコトもしない&Networkダウンロードメインというユーザにとっては、ゲームもできる、音楽も動画もOK、軽くて小さく取り回しもよく液晶も綺麗、レジューム機能もあるなど、満足行くパフォーマンスだったと思います。もちろん欠点は操作性がPSP-2000〜3000に対してだいぶ劣ること、電池の持ちもPSP-3000より悪いこと、UMDが使えないのに当初から値段が逆に高かった、などがありますが、メモリも内蔵していたわけですし、こういうPSPファミリ製品と思えば私には不満はありませんでした。あ、値下げしてからの話ですけどね!
 結局高いので買う気が起きなかったというだけ。前にも書いたけど価格設定のミス。

2011/04/19(火) - PCデジモノ情報とか

 新ネットブック出すよと以前から予告していたEPSONが「Endeavor Na04mini」をリリース(http://shop.epson.jp/pc/na04mini/)。N47x系からN5xx系にスペックアップしつつ、NECのLavie Lightより相当安いお値段。ここのネットブックは軽量で洒落ているのですが、例によって低解像度液晶であるため私の購入対象にはなりません。あと、右脇にマウスパッドを置きたい人にとってUSBポートが非常に邪魔な位置にあるのはいただけない。一応左にも1基あるから許容範囲内ですが…。キーボードはこのシリーズはかなり優秀だと思います。
 もう一方のネットトップの新モデル「Endeavor NP15」の方はなかなか(http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20110419_440614.html)。他社ネットトップ製品と比べてもこのシリーズはさらにコンパクトさが際立っています。前モデルNP12と比べてCPU性能、グラフィック性能が大幅アップしました(Atom230、SiS→AtomD515、NM10)。まあグラフィック性能と言ってもION2やGMA4500MHDに比べても完敗する程度なんですけれども、小型PC好きな人は思わず衝動買いしてしまいそうです。ファイルサーバ、小型Webサーバ用途などにもどうぞ。軽いゲーム用にもいけます。ただ、DVDドライブなど殊勝なものは付いてないので、CPU/グラフィックも含めて実用的な性能のコンパクトPCが欲しい人は素直に偽Mac MiniであるDELL Zino HD(http://www1.jp.dell.com/jp/ja/home/desktops/inspiron-zino-hd-410/pd.aspx?refid=inspiron-zino-hd-410&s=dhs&cs=jpdhs1&~ck=mn)を選びましょう。

 なお、このNP15のリリースに合わせて、従来品NP12は¥19950という在庫放出価格で販売しているようです(http://shop.epson.jp/pc/np12/)。さすがに破格ですが、Atom 230(シングルコア)+SiS672では、Youtube動画を見るにも苦労するレベル(^^;)。あと正直Windows7はキツいので、XPなり2000なりで使った方がいいと思います(詳細は http://d.hatena.ne.jp/wakwak_koba/20110131 とか)

 また、ネットブックの定番の一つであったDELL Inspiron Mini 10が先週で販売終了したようです。N550系に置き換えになるのか、それともCULV系であるM102zの販売に注力するためネットブックの販売を一時止めるのか、あるいはOak Trail版で新製品を出す準備をしているのか、ちょっと気になりますね。

待ち望んでいるSandyBridgeモバイルノート
 Atom N5xxとかOak TrailとかE-350とか色々キーワードを並べたてていますが、私が本命として待っているのは、SandyBridge(Core-i第2世代)のモバイルノートです。既に13インチ以上のノートパソコンには搭載が始まっていますが、それ以下のノートPCへの採用はいまだごくごく限定的なのです。
 ようやく本日、軽量ではないですが11インチノートへの搭載品が登場しました。

デル、Sandy Bridgeを搭載した「Alienware」ノートPC
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20110419_440714.html

 M11xの最新モデルで漸くCore i5-2537M〜Core i7-2617Mが選べるようになりました。Core-iの第1世代も悪いというわけではなかったのですが、Core2最終世代のSU9600の省電力性+性能がすこぶる優秀であったため、本格的に手を出す気にあんまりならなかったのですね。第2世代はCPU性能はもとより、グラフィック処理性能も1.8倍くらいに向上し、非常に隙のない仕上がりとなっています。
 参考として、SandyBridge系モバイルノート用CPUの一覧を挙げておきます。

CPU周波数〜TB時TDP単価(2011/01登場当時)
Core i7-2649M2.30GHz〜3.20GHz25W¥29440
Core i7-2657M1.60GHz〜2.70GHz17W¥26970
Core i7-2617M1.50GHz〜2.60GHz17W¥24590
Core i5-2537M1.40GHz〜2.30GHz17W¥21270

 2649Mは超低電圧ではなくて低電圧版なので注意。なお、Core i3系の超低電圧(ULV)はまだ存在していません。
 ただ、11インチに眼を向けるメーカーがDELLとAcerとSONYくらいしかないんですよねえ。hpも一応出してるけどあそこは筐体がワンランクでかくなるのでちょっと微妙。

社会: 温度勧告は色々と危険
<節電策>「室温30度」に証券困惑 金融庁指針「熱中症心配」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110419-00000002-maiall-soci
 これは証券業界への指針の話ですが、他の業界についても夏場のエアコンについて1度ないし2度の設定温度UPが考えられます。しかし、節電が必要なのは分かるのですが、重要なのは室内温度であって、エアコンの設定温度基準だと色々と問題があります。
 経験上、除湿された「室内温度」が29−30度であれば、快適かどうかはさておき、仕事に支障がでるレベルではありません。ところが、広い職場におけるエアコンの「設定温度」が29−30度というケースだと、その館内空調のシステムにもよるのですが、窓やらPCからは熱が常に供給された結果、体感的に35度くらいになったりするのです。某豊洲のビルがこのケースでして、みんな暑すぎて耐えられなくなり、各人コンセントかUSBにミニ扇風機を設置して何とか凌いでいましたが、言うまでもなく電力的に本末転倒です。
 オフィスで熱中症続出なんてことになったらアホとしか言いようがないので、ここらへん現実的なプランで運用してもらいたいですね。オフィスの一部を閉館するとか、Pentium4マシンをCore2に置き換えるとか、デスクトップをノートにするとか、蛍光灯をLEDに変更するとか、ノートパソコンにピークシフトを導入するとか、勤務シフトの変更とか(ただし1時間早くするのは現実的に残業時間が増えるオチが)、夏場の社員への計画的夏休み付与とか、液晶もLEDに置き換えるとか、西日本支社勤務要員を増やすとか云々。

2011/04/15(金) - 夢ひろがりんぐだけど何を作る?

これからは“ノン”タッチUI──「Kinect for Windows SDK」がくるぞ! (ITMedia)
http://plusd.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1104/15/news069.html
ASUS、KinectのようなPC用モーションキャプチャデバイスを発売(PCWatch)
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20110415_440033.html

 Windowsプログラマが、モーションキャプチャアプリを作れるように! ということで興味は惹かれます。もっとも、KinectなりXtion本体を買う必要があるだけでなく、遊ぶ人はこれを設置できるスペースを確保できないといけないということで敷居はやや高いわけですが、何かキラーアプリが複数登場すれば一気にブレイクスルーとなる可能性も秘めています。しかし、これで何を作ると良いでしょうか? 所詮は入力インタフェースの1つに過ぎません。なるほどその体感性連動によって真新しさは出るとはいえ、単に既存の動作を置き換える程度では最初はともかく、そのうち埋もれるのがオチです。マウスやスティックでのプレイ、タッチパネルのフリックと比べてエポックなエクスペリエンス(ユーザ体験)を与えられるものが作れるかどうか? 最初に提供されているAPIの種類とライブラリクラスの出来がどうなのかも気になるところです。

2011/04/14(木) - 待望のMini210

 震災の影響で発売が延々繰り延べしていた日本HPのhp Mini 210-2100 Special Editionがようやく出荷開始となりました(http://h50146.www5.hp.com/products/portables/personal/mini210_special/)。店頭販売もありますが、なぜかメーカーは差別化がお好きなようで、店頭販売物は解像度がネットブック標準のWSVGA(1024x600)に下げられており、それは私の欲しい製品ではありません。
 メーカー直販品は店頭品と比べても流通量は少なくなり、四半期も経つと販売終了となることがザラにあるため、欲しいと思った時に動かないと永遠に手に入らなくなるという事もよくあります。実際この前期モデルは3ヶ月だけ販売しただけであっさり販売終了し、今回の製品までに4ヶ月待たされることになってしまいました。もっとも、BTOカスタマイズでない直販品はこっそり先に大量生産しているため、どっかのタイミングで3割引の在庫処分セールがされる事もよくあるのですが、日本hp社は闇なべ商法(福袋形式にして、二世代前のものや店頭の売れ残り品もまぜこむ)で売り切ろうと図った前科があるので、それを待っているとたぶんロクな事がありません。

 再度紹介しますと、このhp Mini 210-2100は、AtomN系(N550)10.1インチ高解像度ネットブックです。「11.6インチではなく10.1の大きさがいいんだい!」という微妙な感覚を持つ人向けであり、私のお薦めだと言ってもこの点には注意しておいてください。
 価格帯的に見て、この対抗馬となる製品はMouse ComputerのLuvbook M(http://www.mouse-jp.co.jp/m-book/luvbookm/index.html)です。後者の方が1万円安いのですが、いくつかの重要な点で違いがあるため、その違いを認識しておく必要があります。

項目Mini210-2100Luvbook M所感
値段¥49980¥399801万円差は大きい
OSWin7 StarterWin7 Premium(32/64)Luvbook圧勝。Starterとか何考えてるんだか
CPUAtom N570Atom N550Atom N5系の最上位種の570はかなりできる子
液晶1366x768 たぶん光沢1280x720 ノングレア一見細かい方がいいよねと思いたくなるけど後者の方が実は最適
HDD250GB 7200rpm320GB 5400rpm7200rpmはマジで速いが気になるのは静音性
RAM1GB PC3-106002GB PC3-5300Starterのメモリ出荷制限がウザイ。OS的には2GBまで対応している
バッテリ8.5時間2.4時間わが軍は圧倒的ではないか
重量1.38kg1.03kg何のことはない、LuvMは軽い代わりにバッテリ削っただけ
キーボードアイソレーションフラットMini210の方が良いがマウスのフラットも割と優秀な押し心地
見た目ピンク天板銀パソ黒パソ見た目はどちらも良い部類
サイズ269x193xL22M34273x166x24.5横をギリギリまで詰めたMini210、縦をギリギリまで詰めたLuvM
その他青歯3.0/有線100Base/USBx3青歯2.1EDR/有線100Base/USBx2-
その他付属品ウォールマウントプラグ有--

 正直甲乙付けがたい。
 ただ、LuvMはバッテリーが本当にやる気がなく、持ち運びしたいユーザは買ってはいけない。大型バッテリーなどという殊勝なものも用意されていません。でも、縦幅が小さいことによるコンパクトな雰囲気で、持ち運びたくなるのがこっちだったりするから困るものです。
 CPU以外の性能はLuvMの方が軒並み優秀ですが、もともと非力なAtom系ですから、よりハイパワーなCPUを使った方が後々悩むことも減ります。所詮10%程度の差なんですけど。あと、メモリは正直2GB無いと困るので、Mini210の方は元から入っているものを外して入れ替えが前提となります。いまさら1GB DDR3 SODIMMとか使い道なくて困りますね。他、予備バッテリーも調達なんかしたりすると初期投資は結構かかってしまいます。

 とりあえず両方買ってもしょうがないので、Mini210-2100SEの方をまず購入しようと思います。もっとも持ち運び以外の用途と言われると…うーん。寝床のメインにはVAIO TT、寝床のサブにはVAIO TZという超優良機が鎮座しているのでこのポジションを奪うのは難しく、愛用するかは激しく疑わしい。

 ともあれ到着後のインプレッションレビューをご期待ください。なお、私が今まで購入したAtomN系ネットブックは以下の通り:

EeePC 4G (初代) / Celeron723 7インチ 800x600 → あげた
Luvbook Wind U100 / AtomN270 10インチ 1024x600
Aspire One (初代) / AtomN270 9インチ 1024x600 → あげた
Lenovo IdeaPad S10-2 / AtomN270 10インチ 1280x720

 ということで5台目になりそうですね。N270の性能の低さに失望したこともあり、N280〜N475までは我慢してスルーしてきました。N270系はこれで完全にイラネな子になってしまいますが、一応XP/Win7機という違いもあるので何とか。
 ちなみにN系以外のAtomPCも含めるとInspiron Mini 10、Inspiron Mini 12、VAIO P、CresionNA、230ITX、330ITX等も購入しています。なんという物欲魔人ぶり。

2011/04/13(水) - Intelの超低電力プロセッサ情報

Intel、タブレット向けプロセッサ「Atom Z670」を発表(PCWatch)
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20110412_438993.html

【IDF 2011北京 基調講演レポート】Atomプロセッサ向けプロセスルールの展開を前倒し(PCWatch)
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/event/20110413_439211.html

 IDF2011初日のIntelの発表。OakTrailの正式リリース発表(一次発表的なものは既にいくらでもありましたが)と、この次にリリースするCedarview(Cedar Trail)の紹介がありました。
 AtomN系とZ系はセグメントが違うのに「Atom Z670はAtom N450に比べると消費電力は70%削減されている」とPRするのはまやかしのような気がしますが、ともあれ詳細は上記の記事を読んでもらうとして、ここでは違う観点から情報を整理します。

 Atom Z系は今回SilverthoneからOak Trailへと進化。前モデルの最高CPUのZ560と今回発表となったZ670(Z650)とのクロック、TDPについては以下の通り。

*Silverthone
Atom Z530(1.60GHz) TDP:2.7W
Atom Z560(2.13GHz) TDP:2.2W

*Oak Trail
Atom Z650(1.20GHz) TDP:3.0W
Atom Z670(1.50GHz) TDP:3.0W

 TDPは上がっていますが、OakTrailはグラフィックコアを含めての値なので消費電力性能は非常に優秀です。一方のクロックは、初登場のものは基本的にクロックが抑えられる傾向があり、Z560よりもスレッド性能は低いと推定されます。まあZ560って単価も高かったですし、むしろ前モデル普及帯のZ530あたりと比べてあげても良いのかも。

 もう一方のネットブック向けCPUであるAtomN系の新モデルCedar Trailに関してはまだ投入は先ですが、こちらは従来のN系の欠点となっている消費電力の低減や機器の厚みを薄くできるようになり、Windows系タブレットPCもこれによってシェアを獲得することになるでしょう。

AtomN系もついでに簡単に流れを紹介 *Diamondville
Atom N270(1.6GHz) TDP:2.5W
#Atom第一世代のCPU。単体のTDPは低いけれどマザーボード側が発熱量が高くバッテリの持ちは悪く、CPUにしてもPentiumMより劣るということで、購入したはいいが性能に不満という人が続出

*Pineview
Atom N450(1.66GHz) TDP:5.5W
#Atom第二世代のCPU。グラフィックコアが統合され、CPU/グラフィック性能も向上しバッテリの持ちも向上、ようやくPentiumM時代よりマシになったことでネットブックとして安定した地位を築くもパワー不足の感は否めない

Atom N550(1.5GHz 2-core) TDP:8.5W
#Atom第二世代で遅れてやってきた2コア製品。さすがに消費電力は多少上がったものの懸案であったCPU性能のパワーアップを果たし、全体的にはやり手。とはいえ安価・低電力なCULVであるSU2300に完敗する程度であるため客観的な評価となると微妙な感もある。

*Cedartrail
Atom Nxxx(未定) TDP: 未定
今回予定として発表されたN系次世代。電力のロスが低減され発熱量も大幅ダウン、筐体の薄型化に貢献するとされる。Z系に比べて全体的に基本性能が高い。

PC: ようやくお目見えのAMD C-50
【速報】Acerが高性能なWindowsタブレット「ICONIA TAB W500」を国内発売へ、HD動画再生やオンラインゲームにも対応(GIGAZINE)
http://gigazine.net/news/20110413_acer_iconia_tab_w500/

 そんなWindows系タブレットのひとつとなりますが、搭載するCPUはIntel AtomではなくAMD C-50。聞きなれないCPUですが、AMDのFusion系CPUの片割れです。何度か紹介してきたE-350がCULV用なのに対してC-50はネットブックやタブレット向けとして、特にはAtomへの対抗として開発されたCPUです。確か東芝かどっかが既に外国でこれを搭載したノートパソコンを出していたような気がします。
 このC-50はグラフィックコアにRadeon HD 6250を内蔵し、Atomネットブック比にして公称11倍という高いパフォーマンスを持っており、それでいてコミコミのTDPはわずか9W。個人的にはこのC-50を搭載した10インチのネットブックが早く出ないかなと思っているのですが…

 話を戻してこのICONIAですが、Windowsのアプリが動く、資産が使えるというのはメリットでもありデメリットでもあります。Windowsにタッチパネルを付けただけでタブレットPCとして新しいエクスペリエンスが生まれるわけがなく、専用のUIをメーカーサイドで用意する必要が出てきます。このあたりの完成度はどうか。結局、キーボードを廃したタブレットによって、従来のノートパソコンと比べて何が変わるのか? どんなメリットが生まれるのか? をしっかりとデザインする必要があるわけです。「ブラウズと電子書籍に向いてます」だけでは全然魅力に欠ける。このC-50であればiPad2と戦える性能を持っているはずなのですが…。ただ、6時間持つのはギリギリとしても、1kgというのはやはりまだ重いですね。まあ、10.1型ということはそもそも電車内で立って使うなどの用途では作られていないわけですけれども。

 個人的には実用タブレットPCの登場までにはまだ半年〜1年はかかると見ています。なので、こういう時期の製品には、何か購買欲をそそられる様なプラス1が欲しいですね。たとえばUSB接続で外付ディスプレイにも使えるとかインスタントOSでラジオとワンセグが見れたりとか、クレードルとして使えたりとかバッテリーチャージャーとしても使えるとか。
 あとはWindows系特有の起動ののろさを何とかできませんかね。OS起動までの間、インスタントOSによってメディアプレイヤーが使えて起動できたら一瞬で切り替えができるとか、あるいはOS起動までの間ギャラガができるとか(笑)

2011/04/12(火) - レベル7表明について思うこと

福島原発事故「レベル7」に、チェルノブイリと同規模(ロイター)
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-20565520110412

 外壁があのように壮大な爆発をした時点で、そして、それらが次々に続いた時点で尋常な事態ではないとは感づいてはいたのですが、爆破弁がどうのとか、内部容器はもっとも堅固に作られているから安全だ、という説明に無理やりにも納得させられてきました。しかし徐々にもたらされる損傷の情報と、それへの対処の取り組みが尽く思わしくない結果として伝えられる中で、東電や政府は情報を隠しているのだろうと再び思うようになったものです。ただちに危険ではないという言葉が延々繰り返される中で「はっきり言って非常に危険です」と言い切った水野解説委員の言葉が耳に残ります。現状までの総合として結果的にレベル7に至ったというのではなく、最初からレベル6ないし7になることが想像される状況、事態だったのでしょう。
 恐慌に陥れば大変なことになりますから、政府はそれを抑止するように統制をしたというのは、不誠実であるとしても理解はできなくはない。確かに意図的に恐怖を煽るような(多くの嘘を含む)書き込みに属するものは危険なデマとして扱われる必要はあるけれど、もたらされる情報を元にもっと事態は深刻で危険なはず、と指摘するような書き込みまでがデマとして分類し、そうした書き込みが規制されてしまうようなことになればそれは憂慮すべき事です。最悪をどのラインに持ってくるかには個人ごとに違いはあると思いますが、「最善を期待して最悪に備えよ」はかかる事態において当然取るべき自衛の態度だと思いますし、こういうときの国の動きは非常に遅いことが分かってしまったわけですから、様々な情報を元に検討するためにも、そういった情報は自由に流れているべきだとやはり思うのです。


2011/04/06(木) - プチコンの事とか


PC: 待望の「プチコン」レビュー
 DSiウェア「プチコン」は発表時から気になっていたものの、震災とかですっかり存在すら忘れてました。そういえばとっくのとっくに出てましたね(3/9発売)。

ニンテンドーDSiウェアでBASICプログラミングが楽しめる「プチコン」レビュー(PCWatch)
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/topic/feature/20110406_437502.html

 ざっとレビュー記事読みました。発表時の報道通り、BASICとしての性能はかなり良好のようです。かつて基本であったBASICがVisualBasicとして昇華してしまった事で、GUIベースのプログラマこそ生まれましたが、旧スタイルのビジュアルアプリケーションを作れる言語系が失われてしまったわけで(現在ではHSPやActiveBasicなどで代わりをすることはできますが)、このプチコンを見ていると古き良き時代(?)を思い出させてくれます。PCあるいはマイコンの前に座って電源を入れて、BASICの初期画面を表示させて「さあ今日は何するかな」と向かいあいつつ「10 SCREEN 1:COLOR 15,1,1:WIDTH 32:DEFINT A-Z:CLS」とひとまず打ち込んで、ゲームのアイデアをしばし考えこんでいたあの時代に。
 プチコンに付属しているツール群も、製作を手助けする必要なものが色々揃っている。実際グラフィックエディタなどが付いていないと思うようなものが作れない。SONY MSX2+ F1-XDJ 付属のアプリケーションディスクを参考にしたんじゃないのかと思わされます。
 ただ、PCWatchの記事にもあるように、

>プチコン同士で、Wi-Fi経由でプログラムを直接受け渡せる機能もその1つだ。ただし、セキュリティ上、PCや不特定の相手からプログラムを読み込むことはできないので、発表されているプログラムは、リストを手で打ち込んでいくしかない

 えーまじっすかー。プチコン所有者同士でないと作品渡せない、という事は以前の発表情報から分かっていて、これが一般製作者のやる気をそぐ残念な点だ、とは前にも書いていたのですが、プログラムソースのメモリカードからの吸出し機能も現状では用意されてなく手打ちなんですか…(※1)
 将来的にこのあたりは改善されそうな気はしていますが、現状では「興味深いBASIC学習教材」止まりかなーと言ったところです。そもそもプログラムをソフトウェアキーボードで行う時点で作業効率が悪い。前にもTwiiterの方で述べたけれども、このプチコンと同等の動作をするBASICのエミュレーション製品がWindowsか何かで登場してくれないかなと期待していたりします。それが著作権的にどうなのかは製作元の心ひとつによりそうな気はしますけれど、これが実現するとPCで作ってDSで動かせるということになり、非常に興味深い製作プラットフォームが誕生します。まあ、プチコン未所有者に配布できない点で爆発的な広がりは望めずマニア向けアプリ止まりになるでしょうけれども。

※1:
 ただ、手打ちであることが常にマイナスだと思っているわけではないです。雑誌に載っていたプログラムを入力していき、それが入力エラーを修正した上で実行できて遊べるようになった時のあの感動! そして、その感想を味わった後で色々プログラムをいじりたくなってしまったりなど。手打ちは多くのプログラマを育てたのです。
 雑誌にディスクが付属する時代になってからは、単にそれを遊ぶだけとなってしまい、遊びやすくはなったものの、プログラムをしないままのPCユーザが増えてしまった面は否めない。したがって現状の手打ちしかないというプチコンは学習教材としてはそれなりに優秀だと思うのです。

社会: 公務員給与削減…いや、もう少し手をつけられるところが?
国家公務員給与5%削減へ 震災復興に充当、労組と合意
http://www.asahi.com/politics/update/0405/TKY201104050623.html

 1年限定とはいえ、単純に年収500万の人は25万円、年収700万の人は35万円減ると考えると結構な重荷感がありますね。しかし復興財源を色々なところから捻り出さないといけない現状、やむを得ないところなのでしょうか…。
 しかし、もっと削減できるところがあるような気がします。ちょっとしたタブー領域であるところの生活保護。低給料で働くよりナマポ貰って家でだらけるほうが良いとか、年金生活で食いつなぐより年金を一切納めず老後になってナマポで暮らす方が豊かだとかという歪みは、若干不謹慎な表現が許されるならば、今回をある種のチャンスとして是正してもらいたい。もちろん生活保護というセーフティネットは国家においては必要なものなのだけれど、今回の震災の影響もあって受給者が過去最大となることが見込まれているわけで、何とかしてその出費は抑えないといけない。いまの日本はそんなに豊かでもないのだから彼らを厚遇できる余裕は本来ないはずなのです。もちろん受益者たちは削減には猛然と反対すると思いますが、左翼を含む民主党にこの改革ができるかどうか?

PC: IE9が26日に来るぞということで
日本マイクロソフト、延期されていたIE9日本語版を26日公開(PCWatch)
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20110406_437714.html

 震災の影響で公開を延期していたIE9がようやく26日に公開されるそうです。なお、IE9はWindowsXPには提供されません(Vista/7が対象)。XPは現行のIE8が最終ブラウザということになります。「WindowsXPはもうレガシーOSなんです。HTML5/CSS3や新しいレンダリングエンジンによる快適なブラウジング、新しいエクスペリエンスを楽しみたければWindows7に乗り換えてください!」ということだそうです。

 頭のいいユーザは「Win7?知らんがな」とIEを棄ててFirefoxやSafari、Operaに乗り換えるという選択肢を当然思い浮かべることになると思いますが、多くの一般的XPユーザはIE6/7/8を使い続けることになるでしょう。しかしこれはサイトの提供者にとっては悩みの種となります。HTML5ベースのリッチなサイトに切り替えたいのに、HTML4ベースのユーザが相当数残っているというのを無視できないからです。クロスブラウザ対応する手もありますが、その切り分けはめんどいんですよね(−−;

 なお、以前に周知の通り、このサイトのエンジンにもなっているWebオーサリングGumikiですが、現在のモジュールはIE9に対応していません。公開しているモジュールについては、IE9がリリースされて一ヶ月以内に対応版として公開予定です。まあ、Gumiki使ってもらってる人実際あんまり居ないと思いますが(ぼそっ)

相撲: 5月場所は「技量審査場所」に
夏場所を無料公開=通常開催を断念―相撲協会(Yahoo!ニュース)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110406-00000079-jij-spo

 力士は本場所で相撲を取ることが存在理由です。通常開催は厳しいとしても技量審査という形で開催する決定を私は支持します。確かに相撲界の膿は出し切れてはいませんが、では五月場所を休場とすれば解決するかというとそうもいくまい。調査は引き続き進めてもらいたい。「八百長に関与したか否か?」という踏み絵は既に全力士に対して行っているわけで、今後見つかるような事があれば、その者は大嘘つきとして断罪されれば宜しい。

2011/04/04(月) - Fusionノートに新顔登場

 AMD Fusionノートと言えばVAIO Yとhp dm1-3000くらいしかありませんでしたが、DELLよりInspiron M102zというFusionノートが登場しました。これは先代のNileノートM101zの後継にあたるものです。

 M101z: Nile(AthlonII K345) / 11.6(1366x768) / Radeon HD 4200
 M102z: Fusion(AMD E-350) / 11.6(1366x768) / Radeon HD 6310

M102z紹介記事 http://japanese.engadget.com/2011/04/02/amd-fusion-inspiron-m102z-9/

 CPU性能自体は実はK345とE-350はほとんど同じだったりするのですが、グラフィック性能はHD6310となり多少の向上が見られ、かつCPU/GPUのチップセットが統合された事で消費電力が低減し、今回のM102zはかなり良いバッテリーの持ちになっています(公称値で6時間→9時間)。M102zにしろdm1-3000にしても、この春のセミモバイルノートとしては非常に魅力ある製品となっていると思います。ゲーム用途も踏まえるのであればこれらはお薦めできます。ただし、CPUのパフォーマンスを重視したい人は、SandyBridge系のCULVが出るまで待つのもありかと思います。



セルフノート