1-4.事件は始まっていた

さだめのシグナル / 1-4.事件は始まっていた

Article Written: 2006/02/04 10:36:39

ＧＭ　では、酒場の３人は何をするのかい？　もちろんまだ仲間になったわけじゃないからね。
アイオス　マスターにいまの地震について聞こう。
ＧＭ　「２０年は住んでるが、ここまでデカいのは初めてだぁ……」
ハニー　被害はどんな感じ？
ＧＭ　調度品の破損と酒類の被害は金貨200枚は下らないと言っている。
ローズ　意外と少ないんだね。
ＧＭ　そうかなあ。ウェイトレス１人の１年間の給料より高いわけだが。ともあれ、酒場の中の混乱は収まってきたようだ。
ハニー　怪我はないみたいだね。
アイオス　椅子を直して座る。
ランス　ずっと椅子に座ってた男（笑）。
ハニー　さて……と。精霊に語りかけてみよう。「我、いま、大地の精霊に尋ねる！」
ＧＭ　発想は良いが、ノームは酒場にゃ居ないぜ。
ランス　ブラウニーに聞けブラウニーに！
ハニー　「ブラウニ〜さんブラウニ〜さん」……で、いるの？　いるなら、さっきの地震についての心当たりを聞きたいんだけど
ＧＭ　ブラウニーという名前じゃないけれど、建物の住む精霊はいるやね。ハニーの呼びかけに対して、「地震？　それなに美味しい？」とか答える。
ハニー　おつむのない精霊ね。「地面がぐらぐらーっと揺れることよ」
ＧＭ　「地面？　ああ、いまさっき確かに揺れたねぇ」
ハニー　「あれは一体何のせい？」
ＧＭ　「大地のせい、でしょう」
ローズ　ＧＭのシャレはいいから。直接大地の精霊に聞いた方がいいんじゃ。
ハニー　そうするわ。外に出ればいいのよね。
ＧＭ　外に出るならバーモントは、出入口近くできょろきょろと周りの様子を見ているローズを見つけるわけだ。
ハニー　「そこのプリーストさぁん？　じゃ・ま♪」
ローズ　いきなり邪魔扱いかよ！
ハニー　地面のあるところならＯＫ。さっそく……「大地の精よ、わが呼びかけに答えよ。さっきの地震は何ぞやほい？」
ＧＭ　「（無関心そうに）んー、ずいぶんいきなりだったねー」
ハニー　感想はいいから原因を。
ＧＭ　原因と言われても困る。ノーム達は、憑いている大地が動かされたと口々に言うだけだ。
ハニー　動かされた？
ランス　自然の地震じゃないな。なにか魔法的な力が働いて調律が乱れたということなんだろう。
ローズ　ところでさー、こっちから見たらハニーは一体何をしているように見える？
ＧＭ　そうだね。地震も収まっているのに地面に突如座り込んで、ごにょごにょと何かつぶやいている妖しいお姉さんに見える（笑）。
一同　　うわあー（笑）。
ＧＭ　精霊語で交信しているわけだから、何を言っているのかは分からないけどね。
ローズ　プリーストとして放っておく訳にはいかないわ。バーモントの手を取って白い病院に連れて行かないと。
ＧＭ　医者はともかく西方大陸には病院は無い。というより病院に連れて行ったとしてもプリーストの名が泣きそうだ。
アイオス　まあ、地震も落ち着いたようで良かった
ＧＭ　さすがに冒険者、みんな落ち着いてるね。それじゃあ、ローズやハニーたちみんなは、唐突に町の西側の方角からあがる声を聞く。「キャアアア！」とか「うわあぁぁぁ」などの悲鳴と騒ぎ声だ。
ランス　なんだようるさいな。
アイオス　これは何かあったな。酒場から出てそっちに走っていこう。
ランス　私は走りはしないが、様子を見にとりあえず酒場の外まで。
ＧＭ　ほどなく酒場に何人かの人が駆け込んでくる。
ローズ　捕まえて聞いてみよう。
ＧＭ　切れ切れの息で、「たたた大変だ。化け物が出た」と答える。
ローズ　化け物きたきた。ダッシュだわー。化け物は私が成敗してくれる！
ハニー　他にも駆け込んできた人が居るんだよね？　同じように色々聞いてみよう。
ＧＭ　情報は似たり寄ったり。一般市民レベルだから化け物の詳細が分かるわけがないのだよ。
ハニー　んもう。んじゃその化け物の身長と体重はー？
ＧＭ　「えーと。身長は60キロ、体重は１m50cmくらいでしたっ！」とか（笑）。まあひどく混乱していると思ってくれ。

　このあとランスも聞き込みをしてみたが、町に突如現れた化け物は「銀色に光っている怪物だった」というくらいで、めぼしい情報は得られなかったのでした。
　騒ぎ声は依然続いているようで、どうやら町の中心部がその出所。さて、彼らテュアリストたちはどうするのかな。

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