SelfNote201102
2011/02
2011/02/16(水) - シグマリオンフィール再び
NEC「LifeTouch NOTE NA75W/1A」
~モバイルギアの再来!?キーボード搭載Android端末(Impress)
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/hothot/20110215_427038.html
NECがキーボード付きのAndroid端末を発表しました。いまやスマートフォンは筍のようにポコポコ登場してきている状態ですが、しっかりとしたサイズのキーボードを備えたAndroid端末となると、先行した東芝の「dynabook AZ」に続き、これが2機種目ということになるでしょうか。AZはネットブックのセグメントに切り込んできましたが、このLifeTouchはもう一段下の「ハンドヘルドモバイル」のセグメント製品となります。~モバイルギアの再来!?キーボード搭載Android端末(Impress)
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/hothot/20110215_427038.html
ハンドヘルドの代表的な製品は古くはシグマリオンやモバイルギア、ここ数年ではVAIO P、最近ではNECのN-08Bも含めても良いと思ってますが、製品の詳細は上記メディアレビュー記事を見てもらうとして、このセグメント品との基本スペック比較をしてみました。
名称 | 寸法 | 重量 | 液晶 | CPU | 持続時間 |
---|---|---|---|---|---|
NEC/Docomo SigmarionIII | 189x117x21 | 455g | 5型800x480 | PXA255(400MHz) | 6時間 |
NEC N-08B | 180x80x18 | 300g | 4.6型854x480 | OMAP 3430 | 6時間 |
NEC LifeTouchNote | 234x138x25 | 700g | 7型800x480 | Tegra250(1GHz) | 9時間 |
SONY VAIO P | 245x120x20 | 600g | 8型1600x768 | Atom Z560(2GHz) | 4時間 |
ONKYO BX407 | 161x96x29 | 370g | 4.8型1024x600 | Atom Z515 | 7時間 |
寸法的にはLifeTouchNoteはVAIO Pに近いと言えますが、WindowsでなくAndroid機にも関わらずVAIOより100gも重い。また、往年のNECのハンドヘルドの名機SigmarionIIIと比べると250gも重い。NVidia Tegraによる強力なグラフィック処理や実用的な持続時間などのメリットも多いものの、ハンドヘルドとしては厳しい重さと言えます。私の最初の感想は、「VAIO Pより重い、解像度悪い、キーは打ちにくい。これならVAIO Pで十分」でした。もちろんWindowsとAndroidを同列に扱うことはできませんが、Androidならもう少し軽くあってもらいたいと思ってしまうわけです。実際はTegra系のCPUを積むと、ファクタ的に重くなるのでしょうけれどね。この点ではSnapdragon系は軽量で済みそうな感じ。
ただまあ、軽くてキーボードが押しやすければ何でもいいというわけでもないものでして。変種ハンドヘルドのN-08Bはその軽量性が目を引きましたが肝心の文章入力にもっさり感があったりと、文字打ちユーザから見ると完成度が低く感じました。この点はおそらくLifeTouchNoteでは完全に改善できているものと思われます。また、Androidキーボード端末としてやっぱり欲しかったタッチパネル(Dynabook AZは非搭載だった)。これにより、色々と増えてきたAndroidアプリをフルに活用することができる、この点は大きいと思います。
とりあえず実機に触れられるようになってからまた改めて感想を述べようと思います。今の所は「ハンドヘルドに興味ある製品が増えた」止まりですかね。
2011/02/06(日) - インテルショック
Core-iの本命と目された第2世代のSandy Bridgeが登場し、12月から1月にかけてPC業界は大きな盛り上がりを見せていましたが、Intel 6シリーズチップセットに不具合が発覚、大規模なリコールとなってしまいました。(http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20110201_424059.html)SandyBridgeの性能自体は良好だったのですが、これを搭載できるマザーボードがIntel6チップセットのみだったことで道連れとなり大きく出鼻を挫かれてしまったのみならず、PCメーカー、パーツショップ共に大打撃となっています。PCメーカーは元々Intel採用が主流であり、かつSandiBridgeの前評判やWindows7への需要もあって相当な自信の元にフル生産していたことでしょう。ことごとく出荷停止となり、やむなく購買層は旧世代PCを買うことになるのですが、その在庫も潤沢にあるわけではなく各所で品切れ状態に。春商戦が台無しです。もうインテルやっちまった状態。再出荷したものが店頭に並ぶのは4月になるとか。
……いやーまだ買わないでいて良かった(--;
AMDもそれなりに優秀なCPUを出しているので、この一件をきっかけにAMD系PCのシェアが向上すると良いですね。
→セルフノート