Game Life:: 2012
まだ準備中のコンテンツですが、暫定的にゲームプレイレポートだけ掲載しています

ゲームプレイレポートβ

 鷹月ぐみなが2012年以降プレイしたゲーム、特にレトロゲームが主軸となりそうですが、現在進行形的なプレイレポートを色々と書き残しています。はじめての方は以下もお読みください

Θ はじめにお読みください(プレイレポートについて)


2012/03/26(月) - ブライ上巻(#2 - お荷物クーク)

 久しぶりのブライ上巻の続き。第1部はまだハヤテの章しかクリアしておらずまだ6章分残っています。本日はクークの章にチャレンジ。
 父バビル、母マリア、子クークの3人PT。八玉の勇士に選ばれたのはバビルなのですが、クークの章となっている時点で大体ストーリーは予測つくというものです。

 しかしこのクークというのがとにかく弱い。ゲーム開始マップのザコから2、3撃くらえば終わるくらい弱い。ひとつマップを移動したところのザコからは下手すると一撃で死亡するほど。呪文系も子どもらしく全然頼りになりません。仕方がないので装備を揃えたり忍耐力の訓練をしまくってある程度育ててみたのですが、ちょっと進んだマップの敵になす術がない。洞窟に入る段になったら「僕怖いよー」と言い出して、実際に洞窟の中ではストレス値が見る見る間に上がっていく。結局、「おまえはいいから寝てろ」とHP0にさせたままバビル&マリアだけで進めたほうがゲームテンポ的に良いという…。
 このゲームの「治療所」の回復やアイテムの回復はパーセンテージ型となっており、たとえば「アスロン20」というアイテムはHP20%回復するわけですが、クークはそもそもHPが非常に低く、その20%なので全然回復しないわけで。

 この章の進行構成はかなりシンプル。
 ルールの村を出て、サラセンに行くために南西の洞窟に入ろうとするもなぜか岩が塞がっていて、ここでクークが活躍して洞窟へ。そこを抜けて北に進むとサラセンの村。カルロスという男にマリアとクークを預けて村を出て、その後イベントが発生してカルロスの所に戻ればイベントが発生してこの章終了。イベントボス戦闘みたいなものもありません。クーク育成でだいぶ時間を取ってしまったけれど、1章の物語としてみると「バビルが母と子を隣町の人間に預けにいき、そこでイベント発生して終了」と1行で説明できる(笑)。
 うーん、ちょっと薄っぺらいですね…。サラセンまでたどり着くために経験値稼ぎが不可欠なので、そちらでプレイ感覚が少し誤魔化されてしまった感。まあでもクークは弱いけれどイベントシーンでは可愛いし強いから許そう。

 第1部残るは「左京の章」「プロット兄妹の章」「アレックの章」「リリアンの章」「セバスチャンの章」の5つ。まだまだですね。

2012/03/08(木) - アマランス(#4 - 鏡面世界)

 案の定、シュテラールの城地下の魔物退治を頼まれることになる主人公。果たして地下には巨大なスライムがただ何をするでもなくへばりついていました。所詮スライム如き、と思ってはみたものの何千ダメージ与えても一向に倒せる雰囲気がありません。
 「これ倒せなくね?」と気づくところまでは良いのですが、コマンドから「退却」を選んでも敵から離れるだけで全然戦闘から離脱できません。これ、「障害物のない画面外にキャンセルボタンおしっぱにして移動すると逃げられる」という操作を知っていないとハマります(−−;

 スライムから逃げた主人公たちの目の前にディルタイ大臣が現れて、「この世界の武器ではやつに傷をつける事はできん。対称世界のゲートをブント遺跡で開くからその世界から武器を持ってくるんだ」などといきなり電波発言。私はこの大臣の正体は既に知っているから驚くことはないですが……それより知っていたなら先に止めてくれと(笑)。
 ブント遺跡の奥に行くと大臣らしきものが立っていて、中央にゲートが開かれています。大臣に話しかけようとしたもののうっかり滑ってそのままゲートに入ると、鏡像世界のシュテラールに到着します。おおっとせめて会話してから入るべきだったね、と一旦戻ろうとすると……パーティのHPの95%、MPの95%が減り半死状態になります。次元移動の反動というあたりなのだとは思いますが、一言ディルタイ大臣に抗議しようとするも「何をしておる早く行け」と突っ返されるだけでした。

 鏡像世界のシュテラールはマップ構造も文字通りに左右反対になっています。町の人も「鏡に映った逆の世界がどこかにあるんだってね。行ってみたいなあ」とか、DQ6というか高い城の男というか、そういうSF的テイストを味わえるひととき。
 鏡像世界での不思議な冒険が待っているかな、と思いますが、実際には装備を一式持ってくるだけで早くも帰還することになります。それを用いてスライムを撃退することになるわけです。が、このスライムが死に際に、次のような不吉な台詞を残すのでした…
エフォイスライム?「我々の次の標的。お前のよく知っている村がどうなるか楽しみです…(消滅)」
リアン「村? 一体どこのことだろう」
 と、エングしか村がないのに何を悩むリアン=フレムデ

 さて、エングの村はリアンたちの不安とは裏腹に全然平和でしたが、「あー良かった」と温泉に浸かっていると、気がつかないうちに何と盗賊が村に襲撃してきて、鏡像世界の武器なども盗まれてしまうのでした。村の人もいろんなものが奪われてしまったようです。主人公たちは彼らの後を追っかける事になりますが、盗賊たちの根城は村の東にある古い城とのこと。
 ん、この村は西以外の三方を柵に囲まれ、東なんて行けるはずがなく、ブント砂漠も周囲は切立った崖で囲まれて東に行く道など何一つないのだが……
 行けるはずが…はずが……がががが、


 な、なんだってーΣΩ ΩΩ

2012/03/07(水) - ドラゴンスレイヤー英雄伝説(#3 - 右往左往)

 ゲイルが抜けて3人となったセリオス御一行は南のラルファの砦へ。着いてみるとなんか砦が魔物に襲われているじゃありませんか。と言ってもこの魔物は単に回復するだけのザコだし、砦の門に群がっているだけなので門さえ閉じてればまったく問題がないような……そう思いつつも、魔物の方から一斉にセリオス王子に襲い掛かってきたのでせっかくなので撃退。無料宿を確保したので以後はここが拠点となります。一番欲しい武具の店は残念ながら無く、お金だけが溜まる一方に…

 この第2章には「沈黙の呪文」というサブタイトルがついています。第1章のベルガの司令官が使ってきたサイレスの呪文の事で、敵味方問わず全てのキャラが呪文使用不可になるという強烈な効果を持っています。この呪文がまさにこの章の主役となるのですが、具体的な呪文一つが章名を占領したというのはRPG界の怪挙快挙と言えなくもないかもしれません。
 別ゲーになりますが、1994年前後から日本に続々とやってきたカードゲーム「Magic: the Gathering」において、敵味方問わずタップしたカードが元に戻らなくなるという強烈なロックカード「Stasis/ステイシス」なるものがありまして、愛用した身ではありますが、どことなくドラスレのこのサイレスを思い出しながら使っていたものです。それ以後も他ゲーのRPGでは敵味方の呪文を沈黙させるサイレンスの呪文が登場してきたり、某MMOでも画面内の敵味方のスキルを使えなくさせるステイシスという呪文が今でも猛威を奮ったりしているわけで、名前混同しまくりで困った事に(−−;

 さてこの第2章は、ロンドの港〜ラルファの砦〜マスクーンの街〜リーゼル城と4つの町城に加えて洞窟2塔1家3つと第1章よりだいぶ舞台が広がります。ラルファに辿り着くまでにレベル強化に相当時間が掛かるバランス上の難点がありましたが、ラルファ以後は比較的ポンポンと進んでいきます。ただその直後に、占領される前のマスクーンの街まで辿り着いて武具を揃えられたかどうかが最重要ポイントで、うっかりウロウロしてフラグ立てた上でラルファの砦で寝てしまったらあら大変、マスクーンがモンスターに占領されて武器防具が買えなくなり周囲の敵は強いわでまた厳しいバランスを味わう羽目になります。PCゲーらしいこういう粗さもまた魅力……なのかしら。

 さて、マスクーンを占領していたのはなんとアクダムだった!
 セリオス王子から逃げながら道中で悪事を働くとか実に器用な悪役です。しかも今度はアビス4という一撃死の呪文を覚えており一瞬で主人公たち壊滅
 なぜこれをルディアでやらなかったんだ(笑)

 で、このアクダムに対抗するために幻の呪文であるサイレス探しに。それはラルファ北の塔の最上階に、開かずの扉の奥の石版に封印されてるとか何とかという展開。
 ベルガ鉱山の敵司令官も、ルディア城でのアクダム部下も平然と使ってきた呪文なんですがどこらへんが封印された呪文なんだろう?と思わなくもないですが、まあ。
 しかし、呪文を封印する呪文! と聞いてすくみ上がったのは主人公パーティの魔術士ロー。(そんな呪文が存在すること自体許せない! 憎い、憎い、すべての物が憎い! キシャー!)って具合に一人で発狂。ルディアの王家の宝であるギルモアの涙を盗み、サイレスを王子たちが覚えられないように塔の石版を破壊するという暴挙に出ます。そのあげくにマスクーンに勝手に行ってアクダムにボコボコにされたのでした
 マスクーンを魔物から解放したときに(ボロボロの)ローと再会する機会があり、ローの弁明を一応は主人公たちは受け容れますが、私が王子の立場だったら間違いなく処刑するわ(笑)

 さて、マスクーンだけでなくリーゼルもモンスターの手に落ちることに。「魔物によって滅ぼされた街」は古今東西のRPGで出てきますが、占領されてる状態の街がこう次々に登場するゲームも結構珍しいですね。(第3章ではさらに極端な状態も見られる)
 そんなリーゼルでの陰謀を裏で手を引いていたのはまたもやアクダム。ここまで器用な悪役もホント珍しいわ(笑)。しかしDQ4のゲマ様のワル度あたりと比べれば単なる子悪党レベルですなあ。

2012/03/06(火) - アマランス(#3 - 右往左往)

 なかなか進めるのも厄介なアマランスPC98版のプレイ続き。当時なんとなくクリアした記憶はあるんですが、ネットの情報なんてものもない時代に良く頑張ったものです。たぶんテクポリかなんかである程度攻略情報入手していたんだとは思いますけれども。

 さて、だだっぴろいブント砂漠の北にこっそりエングの村があります。
 「王女はエングの村の北へさらわれた」とか「エング村の東の迷いの谷にある古い城に悪党が住み着いた」という情報が入るのは良いのですが……エングの村からは北にも東にも行けないのですがこれは一体(苦笑)。この世代の東西南北は我々の認識と違うのでしょうか・・
 それでもエングの村で、西北にある塔の入り口の鍵を入手します。どうやらリーラ姫はここに囚われているのでしょう。ということで塔に入りますが、塔そのものはひどく小さく、6階まで辿り着くと……ブラなんとかいう見るからに悪い魔法使いが現れて襲い掛かってきます。もちろんスティンローゼがあっさりと返り討ちにします。主人公は見てるだけ。
 「Cの鍵」なるものをゲット。この中ボスが消え去り際に呟きます。

ブラなんとか「5つ揃えるとカーオスの門を開くことのできる鍵を奪われるとはなんたる不覚………」

 ソードマスターヤマトを思い出すような説明ありがとう!
 さて地下6階は行き止まりだったので、戻ってぐるぐる回ってみたものの何も見つからず。諦めて一旦シュテラール城に戻ってきてしまいました。困った時は城の地下にいそうなディルタイか大臣か女占い師がなんかアドバイスでもくれるんじゃないかなーと期待して。ところが…

兵士「城の地下は魔物が棲みついたので入ることは禁止されています!」

 ちょおまw リアンが出立してからわずかの間に一体何があったんだ……こんなんでいいのかシュテラール王国
 で、結局迷った挙句にビレンの塔に戻り、しらみつぶしに散策。このゲームはダンジョン系での敵の出現率が異常に高いうえに、壁押しだけでもエンカウント発生するありえない作りなため、気がつけばビレンの塔での戦闘回数は800回を越えてしまう有様。どう考えても塔の魔物全員一掃してるレベル
 で、探しまくったあげくにビレンの塔地下6階で…


 分かりやすいように拡大してみましたが、床の模様に隠れる形でちっちゃな鍵が!
 ……これ、ウィンドウモードでプレイしてる人は見落としますわ(苦笑)。
 でもこの鍵を使うところが見当たらない。こちらも必死こいで探した挙句に、ビレンの塔5階の階段裏の壁に、プレイヤーには見えない扉があって、そこを開ける鍵なのでした。('A`;)ナニコレ 

 その後スティンリーラ王女との対面へ。でも皇女は鏡に両腕両足を囚われており、「触ったらあなたも囚われてしまう!」と、今回は助けることができません。
 その代わりに、パーティーに青のコリエールをプレゼントしてくれます。両腕両足束縛されてる状態でどうやって渡してくれたのかは永遠の謎です。

 なお、意気揚々と青のコリエールを付けたリアン=フレムデは例によって呪いで死にます

2012/03/05(月) - ランダーの冒険II(#1 - イントロ)

ランダーの冒険II(DSコレクション4)/コンパイル(Project EGG販売タイトル)
http://www.amusement-center.com/project/egg/cgi/ecatalog-detail.cgi?contcode=7&product_id=588
 上記サイトの説明にもあるように、「ディスクステーション夏休み号(1989年)」に収録されたRPG作品です。知名度は低いですが名作です。ストーリーは完全に忘れてしまったので再プレイを始めることになったわけですが、この作品の独特なシステムは当時の私に強烈な影響を与え、1997年に開発した自作スペオペRPG「コズミックアーク」(未完だけど20時間くらい遊べる先行体験版は当時コミケ配布。また、就職活動用としてマイクロキャビンに送りつけた実績が…)のシステムのモトになったという…


▲「ランダーの冒険II」(MSX)宇宙エリア。


▲拙作「コズミックアーク」(PC9801)宇宙エリア。システム的にものすごい改良・洗練を行いましたが、ランダーIIがなかったらこの作品の開発も無かったわけで。

 物語背景としては、アルカリ星の若い女性たちが突如行方不明になってしまい、その中には主人公ランダーの恋人も含まれており、女性たちを助けるために単身宇宙船に乗り込んでいくのだった…というもの。前作「ランダーの冒険」とは物語の繋がりは全くありません。1は「とりあえずドラクエ真似てRPG作ってみました!」程度の出来でしたが、この2作目は独自のRPGとして昇華されています。

 さてこの作品はアルカリ星からスタート。宇宙船でいくつかの星に移動できますが距離が設定されていて、移動に要する時間はエンジンの速度に拠ります。この時間分エンカウントチェックが入るため、遭遇回数が多いとそこでジ・エンドです。RPGでいう直接的なレベルアップはなく、強化はひたすらパーツを購入することによって行います。敵を倒して経験値らしきもの(HITスコア)は得られるのですが、これをスペースポリスに持って行くとGOLDに換金してくれます。但しポリスにこのHITスコアを特定数貯めていくと、換金の変わりにランクをあげてくれるのでした。

 システムについて特筆すべきは戦闘のダメージ処理部分。このゲームは通常のダメージ表現の変わりに損傷度というパーセントの形でダメージを与えます。敵については、このパーセントはそのまま蓄積されると共に、被弾ごとにこの蓄積率での破壊判定を行います。具体的に例示すると以下のような感じ:
・主人公がカップー(敵)に13%のダメージを与える→カップーは13%の確率で破壊される
・次のターン、主人公がカップーに28%のダメージを与える→カップーは41%の確率で破壊される
・次のターン、主人公がカップーに32%のダメージを与える→カップーは73%の確率で破壊される
・次のターン、主人公がカップーに27%のダメージを与える→カップーは100%の確率で破壊される

 私はこれを「パーセンテージ戦闘システム」と呼んでいます。1%与えただけでも敵を破壊できる場合があるため、戦闘時の中だるみがだいぶ緩和されるメリットがあります。なお、主人公側もパーセンテージの形でダメージを受けますが、主人公は確率破壊のルールは適用されずに、蓄積100%でのみ破壊されゲームオーバーとなります。冷静に考えると不公平ですが(笑)、これが勇者補正というものでしょう。
 
 さてゲーム本編ですが、アルカリ星→シズカニ星に移動してそこで地上でHITスコア稼ぎ。洞窟が一つありますが弱いうちに入るとボコボコにされます。洞窟内は3x3しか見えず超迷いますが、この洞窟の奥にはダークライト(洞窟での視界が最大になる。永続)という超重要アイテムがあるのでした。でも、女性失踪に直結する情報やアイテムなどはこの地上では特に得られませんでした。
 そしてシズカニ星→オット星に移動のところでイベントシーンに入ります。ここはかなり装備を整えてないと余裕でゲームオーバーになるので注意。このイベントではシズカニ星の病気の王女の親類が出てくるのですが、「俺には病気を治すことはできない」とか言いつつ治すアイテムをくれて、あっさりと王女の病気が治るのでした。なにこれ('A`)

2012/03/02(金) - アマランス(#2 - 疾風迅雷)

 さあスティンリーラ姫を助けるために頑張るぞ! と冒険開始。それにしても姫の誘拐現場に現れた男にホイホイついていく気になる妹姫もなんというか凄いですよね。
 しかし、そんな彼らの冒険は前途多難。

南門から出て外へ→巨人の群れ登場、1秒以内にゲームオーバー
東門から出て東へ→リザードマンの群れ登場、1秒以内にゲームオーバー
東門から出て北へ→二股道を左に行くと塔があるけど入れない
二股道を右に行くとだだっ広い砂漠→迷っているうちに顔無し妖魔の群れ登場、1秒以内にゲームオーバー

 ハイドライドの例に漏れず、ちょっと道を外れると一瞬で撲殺されるのは古きRPGの証拠ではあるのですが(笑)。そして、そんな理不尽な世界ゆえ、か弱いはねっ返り姫スティンローゼを守ってやらないと、などと思っていると…
 主人公のリアン=フレムデより何倍もローゼ姫の方が強いでやんの(笑)
 ローゼ姫は成長速度が速く、このゲームは装備よりもレベルアップによるステータスの影響が強いせいで見る見る間に防御がガチガチに。戦闘では主人公のリアンが戦おうものならヒーヒーと削りあいになるのに、ローゼ姫に任せると次々と敵を屠っていく(笑)。スティンローゼとゆかいな仲間たち状態。

 ともあれ、序盤はどこに動いても即死が待ってるような状況ですが、「塔に入れない? 村にいけば何かわかるかも」という情報がまでは得たものの、村なんてあったっけ? ということで探すハメになりました(−−;)。
 とりあえず塔に入る準備は整えたので次は塔を攻略することに。

2012/02/28(火) - ドラゴンスレイヤー英雄伝説(#2 - 多難な王子の旅立ち)

 「第2章 沈黙の呪文」へ。父王亡き今、国を治めるのは誰かを考えないといけないのに、若さ溢れるわれらがセリオス王子は仇討ちのためにアクダムを何も考えずに追いかけることに。
 大陸の最初の町であるロンドの港では何やら親子が困っていたのだけど、それよりロンドの港を出た直後の敵があまりに強いのに愕然として親子の話なんて一遍に忘れてしまう有様。DQ3で言うなればアルミラージを倒せるようになってようやく戦いのコツをつかめるようになってきた勇者一行にいきなりあばれザルが集団で現れたモード。4割程度の理不尽な確率の痛恨の一撃、眠りの呪文、回復呪文を使いこなす相手が4匹束で現れる鬼のような状況。
 こりゃいかんと命からがら最初の島に戻ると、そっちは平和を取り戻したためザコ敵が出てこない。死に物狂いで大陸のモンスターと戦うしかないのでした。しかもロンドの港になぜか宿がなく、回復の時は最初の島にわざわざ戻って往復する羽目に。ここバランス調整失敗しすぎ(笑)。

 かろうじて少しずつお金を貯めてロンドの港で鉄のやり&鎖帷子を購入します。このゲームはHPや命中率・回避率はレベルアップによって得られますが、打撃力・防御力はレベルよりも圧倒的に武器防具頼みになっています。
 ようやくロンドの港周辺の敵と何とかやりあえるようになって、少し遠出してみると小さな洞窟があり、その中にはロンドの港周辺のザコより弱い敵がウヨウヨしていて、奥に強いけれど単騎のイベントモブが。倒した後でロンドの港に戻ると、ある親子が涙を流して喜び、以後の無料の宿を提供してくれるようになります。なんだか分からないけど人助けをしたらしいので良かった良かった。
 しかしその家で一泊すると所持金が盗まれて、疑われた仲間のゲイルが離脱!なんかもう前途多難を地で行く展開ですね。以下次号…

2012/02/27(月) - アマランス(#1 - イントロ)

アマランス/風雅システム(ProjectEGG販売タイトル)
http://www.amusement-center.com/project/egg/cgi/ecatalog-detail.cgi?contcode=7&product_id=616
 これもそれなりにPC98時代の名作だと思います、と言っても途中のストーリー覚えてないので、初めて遊ぶくらいの気分で再プレイ。
 この作品音楽すごく良かったんですよね〜。と思ってネットで探してみると「あれ、何か違うような…」と違和感。プラットフォームによって曲に結構違いがあるのかもしれません。とりあえず98版音源は名曲揃い。
 オープニングはいきなりドイツ語の羅列がスクロールし始めて、当時は「PCゲームって何かすごいわん」と圧倒された思いがあります。ゲーム中の武具もドイツ語なせいで、何がなんのアイテムなのやら全然分かりませんでしたけれどね(笑)
 ともあれ再プレイ開始。「まずは装備だよな」とリアンとスティンローゼの装備を確認。案の定持っていても装備していない状態なので、一つずつ装備していきます。そしていざ出立!……と城の中を歩くと、いきなり主人公のライフが猛烈に減って死亡
 ざんねんながらあなたのぼうけんはここでおわってしまった!

 これはひどいw スティンローゼ専用のアクセサリは他の人がつけると呪いが発揮するということなのだけど(ストーリー的にこのシリーズが色々出てくる)、ドイツ語のアイテムなんて読めませんてw
 気を取り直して、街の外でデイン=テンプロールを回収してさっそく初陣へ。
 戦闘(エンカウントARPGタイプ)では初期のデインのHPがやたら低く、初期状態ではスキルも何もないのに敵に向かっていってすぐボロボロになる始末。こりゃやばいと宿に止まると、敵から貰うよりも数倍のお金を要求される始末。
 こりゃやばいと道具屋に行くも、どれが薬草かが分からない(笑)(※一番安い5Gで買えるやつが回復ポーションです)。変わりに「売る」を選んでみると、なにやら「PAISA」というアイテムが200,000Gという超高額で買い取りをしてくれる模様。王様が最初に注意をしていた重要アイテムだったような気がしたのでもちろん警戒はしていましたが、(セーブした後で)試しに売ってみると本当に売れる。いきなり街の品物買い放題の大金持ち状態に。
 しかし案の定というか、東門、南門に行くと「PAISAがない者は通行を許可できない」と通せんぼされます。
 なんと、皇女を助けに行くはずの勇者・第二皇女・妖精の主人公パーティーは永遠に街から外に出られなくなり一生を終えることになってしまうのでした。ニポポ人形モード。
 ざんねんながらあなたのぼうけんはここでおわってしまった!(2回目)

 が、このゲームの主人公はいつでも時を記録し巻き戻せるというひどい能力を持っているので、一度や二度の挫折など何事もなかったかのように起き上がるのでした。
 ということで次回以降はきちんとストーリーを進めていこうと思います。

2012/02/26(日) - 幻影都市(#1 - イントロ)

幻影都市/マイクロキャビン(ProjectEGG販売タイトル)
http://www.amusement-center.com/project/egg/cgi/ecatalog-detail.cgi?contcode=7&product_id=793
 マイクロキャビンはサークシリーズなどが有名ですが、個人的にはこれが最高傑作だと思っている「幻影都市」。当時はMSXターボR版で遊びました。MSXタイトルは大抵98の下位移植になるケースが多いのですが、MSX版幻影都市はそれ専用に描き直されたグラフィックに画面構成、98よりも気合いの入った音楽とむしろ上位移植になってしまったという。
 残念ながらEGGにはPC98版しか提供されていないので、今回はこの98版でのプレイとなりました。なおこの作品は「甦るPC9801伝説 永久保存版」(http://amazon.jp/dp/4756144195)のムックにも収録されています。ただしムック版はゲーム前半でフリーズするバグがあったかもしれないので注意

 魔天王とそれに従う魔天八部衆と、その企みを阻止しようとする主人公側である天人との戦いを描いた近未来サイバーパンクRPGです。とにかくゲーム内のドットキャラのアニメーション描写が細かく、相当な期間とお金とこだわりをかけて作ったんだなーというのが随所に分かる出来になっています。
 ストーリー進行としては、さらわれた子を探しに行くとかいう、比較的身近なレベルでの動機が与えられ、色々と舞台を移動する中で天人が八部衆と次々対決して破っていくという展開を持ちます。この作品の面白いところは、
・敵よりもむしろ主人公側の方がはるかに謎を持ったキャラクター揃い
・展開展開ごとに、魔天八部衆側のイベントシーンが挿入される
 ところでしょうか。敵側の歪みながらも幸せな生活が垣間見え、それを主人公側が打ち砕いていくという若干切ないゲームでもあります。

 ひとまず最初のボスである西天フェイを倒すところまで進めました。体制側組織の本拠に乗り込んでいく主人公PTという構図はFF7と似てますが、FF7(神羅)はそれなりに組織の巨大さというものを実感させてくれるのですが、幻影都市におけるSIVAは……巨大組織の割には入り口のガードがやたら甘くビル内の警備はロボット頼み、ボスのフェイも結構あっさりと主人公側に暗殺されるという始末。当時はそれなりに達成感を持ってやっていたような気がしますが、改めてプレイしてみると敵のしょぼさが少し気になりました。
 攻略的なポイントとしては、まずはアイザックは強いけど銃器経費が半端ないので行動パスを駆使して所持金を貯めてきちんと防具を買うこと、ある程度レベルを上げること(前半はHPの少なさのせいでかなりピンチになる機会が多いです)、それと老師が仲間に入ったら忘れず武器を買い換えてあげることくらいですかね。

MUSIC PICK-UP(2)
 幻影都市のBGMは全般的になかなか上質のテクノサウンドだと思います。が、98版EGGのそれは26Kサウンドなのかなぁ……音の深みが足りてないのが少し残念。
 ともあれ、「イリュージョンシティーテーマB(オープニングと地下エスカレータやヘリポートで流れるやつ)」「街」「ボス戦闘」の3曲は名曲だと思います。

2012/02/26(日) - ブライ上巻(#1 - イントロ)

BURAI上巻/リバーヒルソフト(ProjectEGG販売タイトル)
http://www.amusement-center.com/project/egg/cgi/ecatalog-detail.cgi?contcode=7&product_id=117
 MSX時代の思い出の作品ということで、EGGでもまずはMSX版を購入。
 EGGでは同一ソフトについて複数のプラットフォームで遊ぶことができたりします。MSXの場合は、98/88系よりぱっと見の表現力こそ劣るものの、後発移植ゆえのバランス調整がされていたり、多くはFM音源対応なので、曲の仕上がりが88/98系より優れていたりなどのメリットがあります。ただ、ディスク1枚あたりの容量は98系の半分であることと、ドライブ1基ベースであるためプレイ中のディスク交換が頻繁になるなどのデメリットもあります。

 さてこの作品は第1部に8人の勇士たちそれぞれが光の御子の元へ集うまでの物語があり、第2部が集結してからの物語となっていますが(水滸伝的構成)、その第1部はハヤテの章/左京の章/クークの章/プロットの章/ロマールの章/アレックの章/リリアンの章とさらに7章立てになっています(プロットは兄弟枠なのであわせて8人)。この構成の面白いところは「全部クリアしたら第2部に行けるけど、第1部も好きな章をいつでも切り替えて進めることができる」という柔軟性にあります。
 正直このゲームのバランスはかなり悪く、序盤はひたすら延々と治療と経験値稼ぎの繰り返しなのですが、何となく進めるのが億劫になったら他の章を進めて気分転換が出来るため、そこまでイラつかなかったりもします。章ごとに難易度もわりとまちまちだったりすることもむしろ逆に良いアクセントになっています。

 ひとまず、一番最初のリストである「ハヤテの章」をさっくりクリア。この章だけは他と構成が違い、クリアまでに要する時間も1時間以内とすっきりしています。とりあえずハヤテの章に限らずですがゲーム開始直後に忘れてはいけないのが「まずは行動訓練で<忍耐力>を選ぶこと」と「装備を確認すること」。これをうっかりすると、最初の戦闘で消耗して、ザコ敵との戦闘であっさりHPが尽きてゲームオーバーとなります。そこだけ気をつけつつ、各フロアをぐるぐる回っていけばOKです。途中で回復剤がアイテムスロット限界数まで無限に取れる場所がありますが、「え、こんなたっぷり持ってっていいの? 楽勝じゃん」と思いそうになりますが、最後の一連の戦闘で回復剤ほとんどすべて使い尽くさないと倒せないバランスになっているため遠慮は禁物です。
 なお、ひたすら囚人の解放をすることになりますが、仲間になるキャラの救出を除いてクリアに必須ではありません。が、なんらかステータス毎経験値のアップ効果があるらしいので、この際全部解放してしまうのが良いでしょう。

 ハヤテの章の物語については……まあ、収容所を脱出するだけなんですが、あれだけたくさんの囚人を解放して、いざ力になると思ったら外に出てみると全員あっさり捕まってたとかどんだけ逃げ足も含めて弱いんだコイツらと思わなくもない(^^;
 おやっさんもお約束的な無駄死にしてるしなあ。相手が約束守るつもりないなんて全プレイヤーが見抜いていたぞ?(笑)
 ともあれ次回以降すこしずつ各章を進めていくことにします。

MUSIC PICK-UP(1)
 ブライの音楽はロックバンドSHOW-YAが担当していました。ロックバンドにゲーム音楽なんか作れるの? とか当時は思っていたものですがこれがなかなか良い出来。比較的短めなのが残念でしたが、当時のBGM水準の中ではかなり上位に位置していたと思います。ただしサントラは26K音源そのまま抜いたような出来でこれは買う価値は無かった。
 キャラごとのテーマはどれも味わい深いです。また、ボス戦闘曲もテンポが秀逸。変わりに、何千回となく流れることになるザコ戦闘曲の出来が平凡で戦闘が面倒になっていく要素となった残念賞モノ。

2012/02/25(土) - ドラゴンスレイヤー英雄伝説(#1 - イントロ)

ドラゴンスレイヤー英雄伝説/日本ファルコム(ProjectEGG販売タイトル)
http://www.amusement-center.com/project/egg/cgi/ecatalog-detail.cgi?contcode=7&product_id=537
 1989年〜1990年発売のRPG。確か当時の私はMSX版を購入して、それなりに楽しく遊んでた記憶があります、といってもやたらエンカウント率が高く戦闘ばかりしていた印象も。
 ファルコムはそれまでイース系のARPGを主体として製作してきましたが、この作品ではDQ型コマンドバトルを採用。結果として好評でIIが出て、さらに英雄伝説III〜白き魔女〜へとつながり、ファルコムのメインストリーム作品となる英雄伝説シリーズへと成長していくその第1作というわけで、この作品を再度押さえておきたい気持ちがありました。

 とりあえず第1章だけさらっとクリアしました。当時も1章だけは何度かやり直した事もあり比較的ストーリーも覚えていたのですが、改めて思い返すとめちゃくちゃシンプルですね。

◇ゲームが始まってまもなく妖魔が街に攻めてくる
◇お城に逃げたら国がアクダムに乗っ取られる。地下牢に閉じ込められるもレジスタンスに助けられる
◇王国奪還のための兵力が足りないのでアクダムに逆らった人たちが強制労働させられている鉱山に向かい司令官を倒し鉱山を開放する
◇レジスタンス一斉蜂起で王国を取り返す
◇逃げたアクダムを追いかけるべく西へ行くことに(1章完)

 しかし、よくよく考えてみると突っ込みどころ多数。
 まず、王子を暗殺しようとエルアスタに兵を送ったにしては逃げてきたセリオスをすぐに殺さずに牢に繋いだというアクダムの失態案の定王子に逃げられたというのに、東側の唯一の町村であるクルスがその匿い先として真っ先に疑われるはずがいっこうに追手を放つこともなく(しかも城下町で王子が買物をしていても兵士が気づかない!)レジスタンスがのほほんと力を蓄えるのを許してしまう。
 鉱山の労働者を解放しようというプランになったときに、一計を案じるどころか司令官を抹殺するストレートな案が何事もなく決まってしまったり、その司令官を倒そうとするとリュナンが衝撃の発言を。


「私も王子さまもレベルが低すぎます。最低でもレベル8は必要だと思います」
 この世界では「レベルアップ、おめでとー♪」とか祝ったり、肩からレベルカードをぶらさげているのでしょうか…。

 それにしてもすっかり忘れていたのが、レベルアップ時の配分を調整できたこと。デフォルトが「オート」なので、気づかないでいると全キャラ共に平均的な成長をしていくわけですが、オートだとHPもMPもそこそこ高くなるものの尖ったところがなさすぎて、行く先々で結構シビアになったりします。「運のよさ」とか多くのRPGではかなりどうでもいいステータスになってたりしますけどこのゲームでは命中率・回避率・クリティカル率すべてに直結する最重要ステータスだったりして、運のよさだけで生き延びる物語なのかとか(笑)


TopPage